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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

村元哉中/高橋大輔 ワルシャワ杯 ラ・バヤデール

フリー(FD)のプログラムは、私は今のところワルシャワ杯のが特にお気に入り。
ふわふわがめちゃめちゃシンクロしてふわっふわ。

上の公式の動画は丸一日分あって長いので、かなだいスタート時(8:50:00)に開始設定を入れた(つもりだ)けど、全部見たらきっと楽しい。
この大会で知ったグリーン・パーソンズ組(かなだいの一つ前)も素敵で、四大陸でもかなだいと一緒になったけど、すごく好きになった組。

村元哉中/高橋大輔 2021-22
FD La Bayadère

音楽はバレエの「La Bayadère ラ・バヤデール」から影の王国の場面で、古代インドの戦士ソロル舞姫ニキヤの物語(らしい)。

昨季と同じプロだけど、色々と違う。
まず技術レベルが尋常じゃなく上がったし、それに合わせて振付もだいぶ違う。
そしてNHK杯以降は衣装も変わった!

前の淡いベビーピンク(哉中ちゃん)×臙脂(だいちゃん)から
濃い赤(哉中ちゃん)×深緑(だいちゃん)に。
ふんわりした色合いの昨季の衣装も、いかにも夢のような儚さがあって好きだったけど、今季のはクッキリパッキりした色合いで、濃さがマシマシ。
どっちもそれぞれに味わいがあって、どっちも好き❤️

衣装だけじゃなく、高橋ソロルの雰囲気もかなり濃くなってる。
1年目は、ニキヤ(哉中ちゃん)へのピュアな思慕だけの純真ソロルに見えたのが、2年目の今季はニキヤをリードする頼もしさに溢れる颯爽感!

哉中ちゃんもひたすら儚げな幻影感があった昨シーズンから、なんか凛とした強さが加わった気がする。

でも、二人のふんわりな軽やかさはそのまんま。
哉中ちゃんの体重がなくなるのは分かるけど(いや分からないけど)
筋肉増量中の高橋くんがフワフワのゼロ体重になるのは、なにがなにやらもう。

二人とも、氷の上を滑ってると言うより、撫でてるみたい。
それか、氷の上になんか柔らかい空気の層が薄くあって、その上を動いてるみたいな、うーん、とにかく無重力

あと、くるくると廻る動きがあちこちにあって、それが軽さを増長させてるような。
フィギュアスケートには元々回る動作はたくさんあるけど、バヤデの二人はなんか殊更軽やか。バレエって感じ!

そう言えば、蝶にも似てる。
以前見た光景で、二匹の綺麗な蝶がずっと離れずクルクル絡みながら、遊ぶように空をどんどん移動していくのが、めちゃめちゃ気持ち良くて美しくて、なんか夢みたいだった。青空の中をヒラヒラと二匹でずっと舞ってる姿がなんだか神々しくて、視界から見えなくなるまで立ち尽くしてた。
かなだいのバヤデールで、あの光景をちょっと思い出す。
華×軽さ。

リズムダンスとの印象の違い

アイスダンスはどの組も、RDとFDでプログラムの印象を変えてくる事が多いけど、かなだいは同じ人達なのか?って思うくらい。
音楽とか振り付けと言うより、スケートが違う。

RDのソーラン節では、荒波を縫っていくような摩擦というか、磁力みたいな重さがあるのに、FDのバヤデールはほとんど摩擦がない。爪先だけで動いてて、あとは勝手に空気が二人を持ち上げてるのかと思う。

動きの根本も、RD前半のうねる様なゆったりしたカーブの描き方とか、後半ヒップホップの直線的で弾くような動きの力強いカッコよさ!に対して、FDは小さな円の動きが多い。ふわっふわの軽さとクルンクルンな軽やかさ、かな。

あ、でも共通するのが

華。

圧倒的華やかさ!

どこを切り取っても眼福で、かなだいが二人で作り出す世界に、どんどん引き込まれます!

もちろんまだまだ発展途上で、もっとこうなったらああなったら、と先を期待する事はいっぱいある。特にオリンピックで世界のトップアイスダンサー達を立て続けに観た後の今は。
世界のトップグループのあの方達は同じ人間とは思われないくらいで、何か魔法的なものを習得しないとあんな動きは不可能なんじゃないか…とか思ってるのに、自分のかなだいへのワクワクは、どんどん加速するばっかりなんです。不思議。

なんかやってくれそうな気がするんだな。点数についてはやっぱり自分にはまだよく分からないんだけど、醸し出す空気への期待が。
いつかかなだいの天国が見られるんじゃないかって、その期待でワクワクする。
だって、高橋大輔って人の才能は(ある程度)(多分)知ってるし。
村元哉中さんのポテンシャルも、なんか凄そう!(語彙…)。

高橋くんの中にあるあの才能を、呼吸の全てまで音楽になってるような、身体から出る何かで異空間を作り出すあのわけのわからない才能を、アイスダンスでも見られたら…きっと!!!
って、こんな欲望を、結成2年目、いや、アイスダンス2年目の新人さん(?)を見ながら期待するとは、ちょっと鬼過ぎるでしょうか?
で、でも期待したくなる。だって片鱗をチラチラ見せてくるんだあの人達が!しょうがないワタシワルクナイ!?

高橋くんが再び世界で戦う日を、上へ上へと目指して戦う日を、こんなにワクワクして待ってるなんて。
3年前の自分が聞いたら感激で膝から崩れ落ちるだろうし、
5年前の自分なら何の話かさえ理解できないはず。
それなのに、今や当たり前の顔でワクワク待ってるんだから、人間の慣れって恐ろしい・笑。

次のかなだいの登場は3月の世界選手権2022
公式練習は3月21日(月)から、アイスダンス25日(金)から。

めちゃめちゃ楽しみで待ちきれませーん!