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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

祝・高橋大輔さん誕生日

HAPPY BIRTHDAY!!! 高橋大輔さん

3月16日、今年もこのめでたい日がやってきました!
誕生日じゃなくても高橋くんの誕生は毎秒で愛でたいですが。

高橋大輔さん、2023年の今日で37歳、おめでとうございます!!!

37
年齢はただの数字と言えばそうだけど、やっぱこう、思えば遠くへ来たもんだ…みたいな気持ちにはなる数字だ(笑)
初めて観た時の高橋くんは、まだ顔の輪郭に幼さの残る十代だったのになあ。

今やその彼がプロデューサー(アイスエクスプロージョン)ですよ。
新しい形のアイスショーに、ワクワクする新しいアイディアを注ぎ込んで、周りの人も巻き込んで、ワクワクを増長させてる。素敵で頼れる規模のデカいワクワク製造者になっちゃって。ああ立派に成長したもんだなあって、親戚でもないのに感無量。
ってこの感慨は、長く成長を見てきた相手ならそう不思議ではない感想かも知れない。

ですが、

その彼が今もまだ、初めて見た十数年前と同じように、次の世界選手権での目標とか語っているのだ。世界Top10を目指す競技者なのです。なにがどうしてどうなってるのか。
普段はこの状況にいつの間にか慣れて当たり前みたいになってるけど、たまにこうやって急に我に返ってびっくりする。
高橋くんてホントいつまで経ってもわけがわからない。笑

という訳で、高橋くんの37年目を勝手に祝い、彼の36歳を勝手に振り返って書く回です。

36歳の1年間

ちょっと振り返るだけでも、高橋くんの相変わらずの時間の濃密さにびっくりする。自分は勝手に外から覗き見てるだけで見える事は限られてるのに、それだけでも濃い
まさに激動の1年。ある意味彼のターニングポイントってくらい重要な年だったと思う。…ってココ5〜6年くらい高橋くんには毎年そう思ってるんですけれども!笑

なんで毎年毎年、激動なんだろう。並の人間なら10年に一回くらいで充分な感じの激動が毎年ありますよね。普通あり得ない。普通じゃないのは知ってるけど、それにしても尋常じゃない。あのふわふわな人当たりの良さの中に、どんだけのマグマがあるんだろう。とんでもないエネルギー量

世界フィギュアスケート選手権2022

まず昨年の誕生日を迎えてすぐの世界選手権(ワールド)。
アイスダンスを始めてたった2年目でのワールド初出場(シングル合わせると9回目)!
高橋くんがダンス始めてすぐが世界的コロナ禍で、練習も出来なきゃ試合もほぼ出来ない異例の年だったから、アイスダンサーとしての国際大会の経験は、実はそこまででわずか3回だった。
それでワールドに出るってのがもうとんでもなくイレギュラーだと思うけど、なんと世界トップ10入りを目標に掲げての出場だった。

ちなみにアイスダンスのワールドTOP10は、達成すれば日本アイスダンス界の歴史を変える順位。日本ではまだ誰もなし得ていない。自分の記憶では、日本に限らずアジア勢初じゃないかな。(どうですか?)
ペアは今年は日本の”りくりゅう”ペアが無双(快挙!)だし、同じアジアならかなり前から中国勢が強いけど、アイスダンスだけは、フィギュアスケート史で欧米選手達の独壇場だと思う。

本人達はめっちゃ難しいのは分かってるけど、掲げるのは自由だから〜なんて言っての、敢えての高い目標だったけど、周りの人達、特にスケート詳しくないメディア、スケート関係者でもアイスダンスには詳しくなさそうな人達が、こぞってそれを当然の目標みたいな顔してたのは何だったのか(笑)。
何だったのかと言いつつ、実は私も気持ちがよく分かる。
だって高橋大輔だから(笑)。そしてパートナーが村元哉中だから。
なんかあの二人ならすごい事も軽々やれそうな気がしちゃうの、何でだろう(笑)。

ワールドの結果は総合16位。数字だけ見ても2年目初出場でこれは上々の結果だと思うけど、演技を見るとより二人の凄さに感動した。
攻めに攻めた結果大きなミスが複数出て点数は下げたけど、演技の内容は攻めの姿勢が反映された、エネルギッシュなRDと、細やかに磨かれた美しいFDだった。ミスがなければどこまで行ったのか、本当に10位に届きそうだったのではと、今後に期待が膨らむ演技でした。

そりゃ高橋くんはただの初心者じゃない。シングル競技で世界のトップを張った人で、その時からステップ技術の高さを誇った選手だ。
でも、シングルとアイスダンスは、靴も違えばブレードも違う。一人で滑るのと人と組むのでは、滑る技術も違う。競技で必要な要素が違う。それは素人目にも感じる。玄人になら多分もっと細かく激しく違うんじゃないか。いかなシングル王者でも、アイスダンスでは最初は初心者だ。

それを始めてたった2年で。最初のコロナ禍の1年を考えると、実質2年ない中で、よくぞあそこまで。

新シーズン・3季目のかなだいチーム

世界選手権終わってからは、競技卒業の選択肢もあったのかも知れないけど、最終的にはアイスダンスの競技続行を決めての新シーズン。

3季目となるシーズンも、初戦直前の練習拠点へのハリケーン被害やパートナー哉中ちゃんの練習中の怪我など、なかなか一筋縄では進まないなか、その時々を目一杯駆け抜けてきた高橋くんと哉中ちゃん。

特に高橋くんの動きが、アイスダンサーかつ高橋大輔になってきた!って分かります?コレだ!!ってなるやつ。ちょっとうまく説明できないけど、とにかく、待ってたやつ、待ち望んでたやつがキタ!!
そしてかなだいチームとしての一体感がグンと上がった。

GPシリーズのスケートアメリカで現地の観客を沸かせ、その後一週間も間がないデニステンメモリアルチャレンジでは、国際大会初優勝
NHK杯を経て、結成当初からの目標だった念願の全日本優勝

結果だけじゃなく、演技内容で着実に素晴らしい深化を見せてくれてる今シーズン。

アイスエクスプロージョン2023

ですが、自分から見た高橋くん36歳ハイライトは何と言ってもこの後、競技シーズン真只中のアイスショー、1月のアイスエクスプロージョン(氷爆)でした。

選手生活の傍ら、高橋選手自身がこのアイスショーのプロデュースに相当関わったらしい。
音楽編集など哉中ちゃんにも助けてもらいながら、演出、音楽、出演者、衣装など、高橋くん自身が観たいショーを取り入れる形で、まずはお客さんの反応を見るために試してみた模様。

大好評でした!私に!!私とあと私が見える範囲のほぼ全ての人々に!
高橋大輔色の新しいアイスショーの形。その初回を見せてもらって、カッコよさに震えました!

洗練された群舞の魅力。
プログラムを流れで繋いで見せる濃密な充実感。
シンプルで余白がありつつ細部まで拘った照明
世界観を統一しながらの多彩なプログラム音楽
重低音の効いたライブ会場のような音響
ハイセンスで世界観に凝った衣装
四方八方のどの客席へも見せ場を作る構成
ショーメンバー全員で作り上げる情熱。
今パッと思いつくこれ以外にも、もっと他にも氷爆の好きなとこいっぱいあるけど、とにかく見せ方がカッコ良くて、楽しくて幸せでワクワクした。
初回でこれなら次はどうなるのか。観客の反応を見て、きっと更にパワーアップしてくるんじゃないか。もう先が楽しみで仕方ない。

氷爆2023を観て、高橋くんが競技復帰やダンス転向時に言った言葉の意味、30歳を過ぎても身体を苛め抜くハードな競技生活に戻った目的が、やっと分かった気がする。

「本当にスケートに向き合っていきたい」
「最高のパフォーマンスをアイスショーでも見せたい」
「長くパフォーマーとして生きていきたい」
「スケートを突き詰めていきたい」

ありがたや!こんな素晴らしい贈り物を享受できるなんて!本当にありがとうございます!

こんなアイスショー、見てしまった以上、自分ももう元には戻れない。
高橋大輔プロデュースのパフォーマンスショー、もっともっとどんどん見たい!
次の5月の氷爆2023福岡公演が楽しみです!

ふたたび競技者として

1月の氷爆でプロデューサー高橋大輔を鮮やかに見せたかと思えば、そのすぐ後、世界で戦うバリバリの競技者としてプライドも見せつけられた。

2月の高地開催での四大陸選手権に向けて、ヘトヘトになるハードトレーニングを続けてたのが、ちょっとしたインスタ情報からも垣間見えた。
それでも大会では自身に満足できなかったようで、凄く悔しそうだったのが印象的でした。大会最年長の身体で、本来競技とは関係のないはずの薄い酸素と戦いながら、きっと彼自身が、もっとやれるはずだって思うからこそ、あんなに悔しがれるんですよね。
ギリギリの限界を超えるような綱渡りな挑戦を、ずっとやり続ける精神力に脱帽です。

そして3月の今、昨年と同じく来る世界選手権でTOP10を目標に、トレーニングを続ける高橋くんとパートナーの哉中ちゃん。

今年は日本が開催地になる世界選手権。
2007年の同じく日本が開催地だった世界選手権では「オペラ座の怪人」を演じ、日本男子初の銀メダルを獲った高橋くん。
2023年はアイスダンサーとして村元哉中さんと「オペラ座の怪人」を演じる。
ワクワクするしドキドキするしめちゃめちゃ楽しみだけど、2007年と2023年の間にある月日をふと考えて…???!え?16年????
も、もしかして今年ワールド出る選手で2007年のその時に生まれてなかった子とかいたりするんじゃ???って思わず調べたら(暇か)アメリカ女子のキュートなイザボー・レヴィト選手は2007年3月3日生まれでした。かろうじて生まれてはいたけど(笑)

高橋くんて本当にどうなってるの?(笑)

常識破りのトレイルブレイザー
これからもますます目が離せません!😍