8月のアイスショー「フレンズオンアイス2023」で初披露となった、かなだいの新プログラムの感想。
村元哉中/高橋大輔
Birds, Makeba
振付; Shae-Lynn Bourne
前半のジャズっぽい曲が「Birds」。ツイッター(ツイッター)で検索してDominique Fils-Aiméの曲だと教えて頂きました。いつも皆々様ありがとうございます。それにしてもなんて素敵な曲なのでしょう。
後半はJainの「 Makeba」
衣装デザインは原 孟俊さん。
とにかく何もかもがイイ!
曲がイイ!衣装がイイ!目がイイ!顔がイイ!肩の揺らし、首でのトメ、哉中さん大輔さん2人揃って、全ての動きが
カッコイイ!!!!
https://www.instagram.com/p/CwX4b56JwgA/
最初の最初っからいちいち好きだらけ。
派手に動き回る哉中ちゃんが、しなやか・ダイナミック・輝いてる!
大輔さんも派手なイメージあるけど、意外と動きはそんなに大きくない(多分)。が、緩急と動きのタイミングが絶妙で、私の好きのツボにミクロの誤差もなく突き刺さりまくるのです!タスケテ(瀕死)(幸)
何と言ってもアレ、音もなくヒュッと動いて瞬間でビタッと止まるみたいなの、アレ何なのでしょう。強い。なんというかすごい貫禄。大好き。
生まれながらの名ハンターと、静かに目を光らせる君臨者、雌雄のライオン?(すぐ妄想ストーリーを作ってしまう)
揺蕩うように遊んでるようでも、隙がない。
互いの手から顔を一瞬覗かせるスタートも、お互いにもたれ掛かって絡むようなスピンも、腰を落としての後ろ向き電車ごっこ(ではない)も、野生的で色っぽくて、好き過ぎてもう気が狂いそう(私が)。マツコさんなら”最大級の褒め言葉”として「気持ち悪い」と言うだろか。*1
そもそも私にとって高橋くんが野生動物に見える時は、激烈ヤバイって印だった気がする。
「バチェラレット*2」然り。「In The Garden of Souls *3」然り。ゆったりしてる時でもいつでも臨戦態勢に入れるような、生死に関わるレベルの緊張感が隠れてる感じ。その魅惑の生き物が2匹に増えちゃったらもう…
もうどうしたらいいんだっ…!どうしようもない
哉中さまが狩猟モードの目で大輔さんの膝にスッと立つリフト、からのストンッと降り立っての方向転換なんて、どうしたって獲物を見つけた野生動物達にしか見えません。何だろう。2人してシュッと同じ方向に顔を向けて、キュッと進行方向を変えて進んでくの、堪らん。
多分TVの大自然番組とかでこんなの見た気がする。野生の動物達(主に大型ネコ科)がのんびりしてる途中で急にピクっと同じ方向を見るようなヤツ。こうゆうのなんか、なぜだろう、ホント好き。大好き。
ずっとずっと自分の”好き”が展開されっぱなしで、自分でもよく知らなかった”好き”までもが、どんどん掘り起こされてくみたい。そうか、これが見たかったんだな私って、知らずにいた自分の願望にまで気づいてしまう。
競技の場からは去った今、”アイスダンス”とか”シングル”とか、カテゴリーなんて考える必要ももうない。ただ「かなだい」のスケート。「高橋大輔」と「村元哉中」のスケート。
楽しい!!!
最初のジャジーなBirdsのパートに撃ち抜かれて、ああ好き大好きずっとこの感じで見てたいっ!て呆けてたら、曲が変わってのMakebaのアフリカンパートもたまらない。
こっちの後半パートの方は人間になるというかダンサーとして見えるけど(いや前半もダンサーなんですけど)、自分のなかに原始の喜び(?)が溢れてくる。血が沸いて!肉が躍る!
でもまだ滑り込む余地もありそうで、この先もっとエライことになるやも知れない。し、是非この先もこのプログラム滑って育てて見せて、ください!
もっと見たい!!!
今の大輔さんと哉中ちゃんの組み合わせの個性が満載。対等でざっくばらんな楽しいバディ感。
3年間競技の世界を共に歩んできた、今のこの2人ならではの鮮やかな色が見えて、今だけじゃなく、未来がどんどん楽しみに、ワクワクします。
あ、あと!哉中ちゃんのピタッとさせた前髪のカールが素敵!このプログラムにピッタリ。
高橋くんのインナー斜めカットもよきですー🙌