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好きなプログラムを好きなだけ語る場所

高橋大輔選手/西日本選手権 感想「柔と剛」

高橋大輔選手の西日本。
見ました。
見せていただきました😭😭😭

あの震える空気、あの必死な姿…
幸せ過ぎて前が見えませんー😭

高橋くんの、あの空気の動かし方が

大好きだー!

フリープログラム
Pale Green Ghosts

なんでこんなに好きなのか!の全貌は、今までと同じように絶対永遠に解けない謎だけど。

分かってる範囲でたまらんって思ってるのは、
この仄暗さ

明るさ皆無!
奥へ奥へ、闇へ底へ、
どんどん引っ張り込まれるこの感覚。
た、たまりません

見た事のない世界、未知の世界、暗くて、一人で、不安で、でもひょっとすると本当の自分をそこで見つけられるかも知れない、みたいな。(ちょっと既に何言ってるかワカラナイ)

高橋くんのスケートを観てて、演技を見てるって感覚じゃなく、自分が演技に入り込んでしまう時がある。
今回は前半部分で完全に飲み込まれました。
感情移入なのかな。共振の方が近いかな。
そもそも高橋くん本人が、音楽やプログラム、その場の雰囲気に共鳴して演技をする人だと思うけど、観てる自分もいつの間にかその世界に取り込まれて入ってしまう。
不思議な体感。

空気の変化

序盤の「鐘」の部分の空気の重たさが尋常じゃない。
空気ってゆうか水?水を押すような抵抗感。動きから波動が出てるよ。
多分人間の世界じゃない
人間には住めない。そんな空間を創り出す。

ベース(多分)のビートと共にジョン・グラント氏のボーカルが始まると、ぱっと空気が軽くなる。少し息が出来る感じ。でも充満する濃密な空気は変わらない。
その中をリズミカルなステップで動いていく空気。

この部分、初戦ではビートに乗って跳ねるような刻むような脚捌きだったのが、今回の動きはボーカルの旋律の方に焦点が合ってる気がした。
空気の動き方がちょっと違う?

ところで、高橋くんってなんで動きで空気動かせるんですか?(物理的にじゃなく)
この人だけ見てると、誰でも出来る当然な事なのかと錯覚するんだけど、出来ませんよ!私は!普通は!

所作一つで周りの空気の疎密を変化させる。で、空間が歪む。
不思議だ…。
あれがもう心の底から大好きなんだ。高橋大輔なんだよ。しみじみ。

指先の生き物感

ああああ、あとですね。
グローブ!
ハーフグローブ!!
あれはちょっとなんだ!

動くでしょう?あれが!当然だけど!
中味は高橋くんの手だもんね。
けど、ただ高橋くんの手が動くんじゃなくて、なんか別の生き物みたいじゃないですか?(解説の村上佳菜子さんも、似た感じの事を仰ってたと見た気がするんだけどまだ確認できず)

昔TVで、真っ黒な背景に白手袋部分だけを見せて動かしてるなにか(なんだっけ)を見た事がある。そんなのありますよね?
人間の手って事を忘れさせる動きの鮮やかさをよく覚えてる。
それの、白黒逆バージョンみたい。
真っ白なリンクに黒い指先が映えて蠢く。

高橋くんの場合、手だけに集中して動かすんじゃなく、身体全体の細かい動きの中で、指先が独立して見えるという訳の分からなさなんだけど。

ハーフサイズから出た白い手の部分がある事で、グローブ部分が切り離されて独立する。それが余計に謎の生物感を出してるんだなあ。
王に付き纏う影とか。勇者を導く精霊とか。あ、ゴースト…(あーどんどんヤバい妄想が…)

限界の全力の魅力

緊迫のコーラス畳み掛けと共にくる後半コンビネーションジャンプの辺りは、明らかにしんどそうで、まだまだ高橋はこんなもんじゃないぞーって伸びしろ満載なんだけど、それでも最後のジャンプにコンボつける意地!その後のコレオでは力を振り絞っての全身で魅せようとする気迫!
ちょっとでもスピード落ちたら素っ転びそうな身体の倒し方。
やり切る!って気持ちが伝わってきて、その全力の姿に胸打たれてしまった。

引退期間中のアイスショーでは見る事のなかった(ショーはノーミス優先だし)、このギリギリの必死さが眩しい。
ああ高橋くんは競技復帰でこれが体感したかったのかって、ふと勝手に思っちゃって勝手にジンワリ涙が…。

本人がステップはまだ5割と言ったように、恐らくまだまだ体力不足。
でも、これは体力がついてきたらドえらい事になる!
が楽しみでまた震えてしまう!

ジャンプもかなり上げてきましたね!

トリプルアクセルの入りどころがイイ!特にあの単独2回目のやつ!
音楽の強さの中で、ココにほしいって所でズバンッと!ああカッコイイ!
やっぱり自分は高橋大輔の3Aが好きだー!

ショートプログラムでの3Aはフワッと美しく流れる。
同じジャンプでも曲調でニュアンスが違って見えるのが何度見ても不思議。

ショートプログラム
The Sheltering Sky

そのショートのシェルタリングスカイも、今回とってもとっても好みでした!
フリーを見ると相変わらずそっちに気を取られがちだけど、やっぱりこのショートもイイ

まず、衣装!

初戦の白から変えてきた。

なんだこの砂漠の夜空のような、煌めきの王子感は!
フリーでは魔王みたいな貫禄なのに、今回のショートでは王子と言っても良いくらい年齢がめちゃめちゃ若く見えた。
ロイヤルブルーのあの衣装の色がそう見せるのかな。すごく似合う色。

斜めに入ったVカットの胸元に、金色のなんか(なんだろう…)のアクセントがまた!キラキラ感といい配置の絶妙さといい完・璧。

上衣後ろだけにある長めの裾が2重になってて紺碧の下からがチラチラ見える清涼感もイイ!
その軽いふわっとした裾が、シットスピンではためく美しさよ❤️

あと、袖ね!!袖が長めで金のなんか(なんか…)で留まってるのがとってもロイヤルでトキメク。
エストがギュッと締められたシルエットも素晴らしいし、ああ…衣装だけでこんなに語ってしまった。
つまりとても好き。

スケートの美しさ

揺蕩うような浮遊感のある動きが、寂しいような切ないような…胸がじんわり締めつけられる。繊細で美しくて心地好い。
高橋くんの滑らかで自由自在なエッジ捌き、美しいスケートにひたすら酔えます。
美の極致。
氷への柔らかなタッチが優しくて見蕩れる。
氷の方でも高橋くんのスケート靴から離れようとしないから、いくら体勢を倒しても大丈夫なんだなきっと。(正気)(多分)

ウィルソン氏振付って聞いたときは、あの2011-12シーズンのVasを作った振付師って事で、かなりエッジの効いたプログラムが来るかなと思ってたんだけど、この流れるような揺蕩うような美しさもイイ。
じわじわハマって抜けられなくなる感じ。耽美の王道。

でも、美しいだけじゃない、空虚感が全体に漂ってるのがまた私の好きを増幅させる。
図らずもフリープログラムの切迫感と良い対比になってるなあ。

どっちをやってもTHE 高橋大輔!なのが高橋くん。
どちらのプロも順調に育ってきてて、この先がめちゃめちゃ楽しみです!

おまけの余談

いくつかのツイートで見た、西日本実況中に西岡アナウンサーが明かしたという高橋くんの足の状態。自分は初めて聞く話でビックリした。

西岡さんによると、高橋くん初戦の近畿大会では痛み止めを飲む程の足の状態だった、のだそうで。
今回は痛み止めは飲まずに済むくらいの状態らしい。

高橋選手ご本人からの怪我に関しての情報は、左腿の軽い肉離れでもう治ったという情報だけだった。
(これもアイスショー出演辞退になったから止むなく公表しただけで、出演予定がない時期だったら公表しなかったんだろうな)
でも近畿後に振付の手直しをしたリショー氏も、ダイスケは酷い怪我をして…という言い方だったし…。軽いどころか右膝の状態も芳しくなかったんだね…。

近畿でジャンプが崩れても、本人から足の痛みについては一言もなかった。
こうやってだいぶ後になってから本人以外からの情報で知る事になるのは、以前の現役の時からずっとそうだ…。

いいんだ。別に。言ったって言わなくたって。うん。
別に自分は怪我をおして演技をする事に感動する訳じゃない。
背景じゃなく、演技そのもので心を動かしてくる人だから。

だけど、だけど、やっぱり。
なんてヤツだって思ってしまうな。
演技の出来を怪我のせいにしたくないんだなあって。
そして、そんな状態でも練習が楽しくて前向きでイキイキしてるんだなあって。
カッコイイなあ。カッコイイ人だなあ。
自分も頑張らなきゃって、自然と思わせてくれる人だなあ。

どうかどうか、これからも良い練習が積めますように。
🙏🙏🙏

高橋大輔 沼への道 step18 Turn off the light

Art on Ice 2015 コラボ
Turn off the light (by Nelly Furtado)

突然ですが。

高橋大輔の踊ったTurn off the lightって御存知ですか??

もちろん。高橋くんファンの方は御存知でしょうけど!

競技を一度引退した後、しかも海外でのアイスショー「Art on Ice 2015」限定のコラボプログラムで、日本でのTV放映はだいぶ遅れてCSであっただけのレアプログラム。

ですが。
心強くもありがたくも、プロ並みの腕前と、プロさえ超えるやも知れない情熱を持った高橋くんファンの方々が、自前カメラで素晴らしい映像をたくさん残して下さったのです!!!ファビュラス!!(撮影が禁止されてないショーだった)

もしももしももしも万が一、見た事ない方いらっしゃいましたら、是非ご覧になるととっても良いと思います!人生が豊かになると思います!スゴイのです!!フィギュアスケートっていうか音楽ライブ???ライブセッション????スケートと音楽の!!!血肉湧き踊るカーニバルなんです!!!!!スッッゴイの!!!!!!!

と、息も絶え絶えに訴えかけたい、自分にとって超魅惑のプログラム。
これを見たからこそ、その後の高橋くんの期限不定のNY留学中も、なんやかんやでやり過ごせたんじゃないかと思う、自分は。

ライブの魅力

人が演じるものって、演じ手のちょっとした間の取り方で、観る側の印象が大きく変わる。
落語とか漫才も、同じ演目でもの取り方で面白さが全然違ったりするけど、フィギュアスケートもそうで、高橋君もかなり変化すると思う。ジャンプなどの要素の成否云々とは別で。
いつも同じ、ではないんだけど、ハマった時のストライク加減がすごい威力で、これがもう何にも代え難く、病み付きになる。

よく練って計算された動きが大本にあるんだけど、それとは別の、その時々の場に対応するような間の取り方の変化がたまらない!
すごくライブ感のある人。
テレビ越しですらその空気感に自分が参加していると錯覚するくらい、巻き込む力が強い。

このネリー・ファータドとの ”Turn off the light"では、その真骨頂を見たと思った。
録音の音源ではない生の音だからこそ、よりはっきり見えたのか。ここまで出来るの???ってビックリした。

その力が見せる刹那感!たるや!
一期一会にも程がある!
その時間は無我夢中で熱狂して、終わった瞬間にこの演技はもうこれっきりなのかって気づいて胸が痛くなるくらい。嬉しいのに楽しいのに終わるのが悲しくて泣きたいくらいだ。こどもか。

ネリーさんの飛び抜けたライブ力に大輔さんが呼応したのもあると思う。
他人の力に自分を完全に預けられる(ように見える)あの彼の度胸の塊(だと思う)みたいな才能が、このコラボレーションで驚くようなライブの表現を見せてくれたんじゃないかな。
ドラムもギターも、音が全部、高橋くんの身体を通っていく感じがする。彼の身体を一度通してから音が聴こえてくるような。でも通り方が毎回違う。

高橋大輔って人は、オフアイスではめちゃめちゃ気遣い屋で、すごく場の空気を読む人だと、側で見ているスケート仲間や記者達からよくそんな話が出てきますが、それもオンアイスでのこの力と関係してるかも知れない。
目線が冷静で視野が広い、と思う。
その場を的確に把握する力は、あのビックリするくらい強い共鳴力に繋がってる気がする。なんとなく。

Art on Ice は、ステファン・ランビエールのいるスイスで開催される豪華なツアー型アイスショーで(ステファンも素晴らしかった!)、この年はチューリッヒローザンヌダボスの3都市、移動入れて10日間の長期間ツアー。
公演数も多い分、高橋くんの演技の、日を追うごとの進化っぷりも面白かった。

特にこのコラボプログラムはこのショー限定だったから変化も大きくて、3日目辺りでグンっと変わり、4日目には自由なライブ感に息を呑んだ。
なのに更にその後も進化が止まらない。そっからツアー千秋楽までの変貌振りは、度を超してスゴかった。
ライブって生き物なんだ!プログラムって生き物なんだ!って心の底から実感した。

セッションの楽しさ

ネリーさんが高橋くんの動きを見ながら歌い方を変える。
それに、高橋くんが反応する。
公演後半になるともう、二人が音で遊んでる感じ。
まったく制約がないみたいに自由に見えた。

遊んでるようでもあり真剣勝負のようでもあって、ワクワクする。
一方的じゃない共同で作っていく空気が、ものすごく有機的。ものすごくセッション。
二人の化学反応が、観客をとんでもない場所へ連れていってくれるー。
それを目の前で(PC画面越しにだけど)見せてもらえて大感動です!
小さな画面からも溢れ出るエネルギーに体温が上がった!!

この素敵なコラボの進化の過程を、長いツアーの中で公演ごとに追わせてもらえたのは本当に楽しかった。
動画を撮って下さった方々、詳細な雰囲気を伝えて下さった方々、本当に本当にありがとうございます。なんという幸せの恵みだったことか!🙏🙏🙏

お陰様で、この世にこんな楽しいものがあったのか!って、自分の世界にお宝が増えました✨
高橋くん見てて何度かこの感覚を経験してきたけど、またそのデカイヤツをドカンとくらってしまって、嬉し過ぎて狼狽えるくらい。本当にありがとうございます。
ネリー・ファータドさんの素晴らしいライブの才能にも大感謝です!

生の世界の方が

高橋くん、「自分にはライブの生の世界の方が合ってるかな〜」とかなんとか、NYから帰ってきて色んな仕事始めてた頃だったかに、どっかで仰ってたんだけど。
このプログラムを体験しちゃってる(動画で)こっちにしてみりゃ、『〜の方が合ってる』どころじゃないです!って言いたかった。

あのね!高橋くんのあのライブ力は尋常じゃない!常人じゃない!
甚だしく非凡!完全におかしい!!あんなんアリ????
「こっちの方が合ってるかな〜」どころぢゃないって絶対!
だから、そんな貴重な才能を目覚めさせてしまったんなら、それ眠らせといたら本気で世界の損失だと、思うんだよーーーー!!!!!!!!!
って言いたかった。とても言いたかった。なので、今言う。

でも本人がその気にならなきゃ、全然意味がないし。
何より本人がそれで幸せじゃなきゃ、全然嬉しくないし。
だから良かった。その気になってくれて良かった。

ってゆうかなんかこっちの想定を一気に超える本気が来ましたけどね。
競技復帰はさすがに
どんでん返し過ぎ!タイミング読めなさ過ぎ!突拍子なさ過ぎ!でした!
安定感ゼロの面白さをいつもありがとう!!!

ショーの魅力と競技の力

今高橋くんがやってる競技スケートでの本気は、ステージが違うから、”Turn off the light"みたいなセッション的爆発はないだろうけど(ないよね?)、競技プログラムならではの素晴らしさもいっぱいあって(フルリンクサイズとか、フルリンクサイズとか、フルリンクサイズとかetc)、演技者としてもそこでしか手に入らないものがあるんだろう。
日々身体を細かく鍛え上げてプログラムを仕上げていく過程を、試合の緊張感の中で滑り切る充足感を、今度こそ目一杯やり切ってくれたらいいな。

そしてその後、現役を卒業した暁には!
ショーの世界でまた新しい世界をー!…って、ちょっとこれは勝手に先走って楽しみにし過ぎだけど(笑)。
楽しみが多くて幸せだなあ。
でもまずは一個一個、目の前の楽しみを味わおう。

その今やってる競技スケート、
高橋大輔選手復帰2戦目、西日本ブロック大会まであと10日を切ってしまった!
ソワソワし過ぎてまた気もそぞろになりつつあります。

さあ!またあのプログラム達に会えますぞ〜(画面で)!

Pale Green Ghosts!!!
The Sheltering Sky!!!

どんな変化が見られるのか!
楽しみだ〜〜〜〜〜!!!

動画は “Art on Ice 2015” “ Turn Off the Light” “Daisuke Takahashi”で沢山探せます。特に最終ツアー地・ダボス(2月13日,14日)(9・10公演目)の弾け方が好き。

一つだけリンクでご紹介させてください!

ローザンヌ公演(2月11日)(8公演目)

Art on Ice 2015 Lausanne – Daisuke Takahashi, Nelly Furtado singing "Turn off the light" live

 

高橋大輔 沼への道 step17 キャラバン

前エントリーから引き続き、アイスショー「フレンズオンアイス2014」について。
このショーで初披露だった高橋くんのソロは、ジャズのCaravan(キャラバン)。
すごく楽しくてウキウキする大好きなプログラムでした!

で、ウキウキ感想を書き始めたんだけど、書いても書いてもなんかしっくりこない。なんかまとまらない。
こんなに書きたいプロなのになんでだろう???と暫く考えてやっと分かった。

キャラバンを見て自分が感じた気持ちの中に、書かずにおこうとしてる事があって(書かなくてもいいやと思ったからなんだけど)、でもそれが意外と自分の気持ちの真ん中辺にある事だった、という事みたいです。

「Caravan」は文句なしに格好良くて楽しくて、高橋くんも思いっきりはっちゃけて演技をしてくれた。
めちゃめちゃ楽しかった。なのに、そこに小さな痛みを感じてしまう自分がいまして…。
ただそれは、あまりにも自分勝手な妄想と感傷をてんこ盛りにさせてる気がしたし、この格好良いプログラムの感想にそぐわない気がしたので、感想としては省くつもりでいたんです。

でも自分はやっぱり、この勝手に感じたちっちゃい痛みひっくるめてこのキャラバンがすごくすごく大事なんだなあって思う。大好きなんです。このちょっと息苦しい暑苦しいキャラバンにこそ落ちたんです!大好きなんです!

という訳で、いつにも増して勝手な妄想と感傷の多い文になるけど、その部分も含めないと、自分の好きを書き表せないようなので、そのまま書いてみます。超個人的妄想文!(前置き長過ぎ!)

フレンズオンアイス2014 ソロナンバー
Caravan (Duke Ellington)

まずこれは、「高橋大輔をいかに格好良く見せるか」大熟考プログラム by 振付師:宮本賢二、って事で間違いないでしょう。
同じアイスショーの他のプログラム(宮本さん振付・高橋くん出演の)も、そんな気がしたりしなかったりしたりするんだけど、このソロプログラムは正真正銘絶対そうだ(知らんけど)

ただどっぷり音楽と高橋大輔のカッコイイに浸ろう!そうしよう!それしかない!という(宮本さんの)勢いを感じた。

ショーマンシップ

真っ暗なリンクにパッと照明がついて浮かび上がる高橋くんの表情が、既に憎らしい程に伊達男の雰囲気で、その視線だけで一気に世界に引き込まれる。
リンクの中央で、ドラムと一緒に身体でカウントを取って動き出し、力強い金管楽器の音の勢いにパッと全身を翻してポーズを決める。
もうこの出だしからヤラレタ。

アップテンポで動きまくるのに、動きの一つ一つに余韻というか、余裕綽々の貫禄で、なんか腹立って来るくらいにカッコイイ。一挙手一投足カッコイイ。

洒脱で茶目っ気のある色男っぷり、あざとい程の伊達男っぷりを、なんて自然に鮮やかに見せてくれるんだ!ありがとうございます!
非日常の夢のような楽しいショーの世界に誘われて、あっという間に取り込まれる。

キラキラのなにか

腕一つ振り上げるだけで、なんであんなに空気動かせるんだろう???
ヒューンってなんかキラキラしたもの出してくるし。
そして動きの合わせ方が、ドンピシャでツボ。ココ!ってトコにハマる。正確には、高橋くんの動きを見て、そうソレソレ❤️ってなる。

腕を揺らすだけでも、その緩急で、キラキラした何かがどんどん出て来る。あれはなんだ?魔法?(本気の問い)

高橋くんの数あるプログラムの中でもジャズナンバーは確か初めてだけど、金管楽器の派手さに負けない華やかさを魅せられる人だ。見せる動きがいちいち小粋で、力の入れ加減、抜け加減が絶妙❤️

大人の男の艶っぽさと余裕、いたずらっ子みたいな可愛らしさがギュッと詰まってる。
この可愛らしさが曲者で、やたらキラキラと魔法の粉を撒き散らしてくるんだけど、これは衣装からくる印象もあったかも知れない。

衣装の効果

上下黒のスーツなのに、なんと上着の裏がキンキラキン!
この金色はフレンズオンアイスの時だけだったんだけど、裾が翻る度にゴールドがキラキラしてめっちゃ煌めく。

その後のショーではこの金裏地なくなっちゃったのが密かに残念だったんだけど、ひょっとして動きづらかったんだろうか。

上着の表面もキラキラと光る何か(スワロフスキー?)が散りばめられてて、動く度に光の粒子が飛ぶ感じ。上着七分丈なのもネクタイがキラキラのマゼンタピンクなのも、ダブルボタンなのも、それがやっぱりマゼンタなのも、いちいち胡散臭くてめちゃめちゃイイ!

フレンズオンアイス版だけのギラギラ

ファンサービスたっぷりで愛嬌振り撒きまくり、観る側もテンション上がりまくり。

でも、そこに徹する事で何かを振り切ろうとしていた…気がする。
高橋くんの若干ヤケのような明るさを感じて、文句なく楽しいのに胸が痛い。

(この辺がかなり私の妄想全開で、事実とは大きく違うかも知れず。あくまでも自分の感じた事として書くんだけども。)

本当は高橋くんの中にエネルギーがほとんど残ってないのに、盛り上げよう、成功させよう、楽しませよう、そんな義務感みたいなもので、自分自身をすり減らすようにエネルギーを燃焼さてるような気がした。

それが見てて苦しくもなる。
でも燃やし尽くそうとする勢いで自分を燃やすような、その高橋くんの気迫に呑みこまれて、やっぱり胸が熱くなるんだ。
スケーターとしてその場に立つ、意地とプライド。

会場のお客さんも高橋くんのソレに気づいてて、そして彼の意地の気力に思いっきり熱狂で応えようとする熱さを感じた。キラキラに混じってちょっとギラギラも。

ただし!この熱気が、ブワンっとくるブラスバンドの重厚な音色とすごく合ってて、演者・音楽・観客の三者の相乗で、さらに会場のボルテージがガンガン上がっていく感じは凄かった。
なんと言うか、あれはあの時だけの不思議な熱気だったような気がする(TV前からの感想)。

ちょっと痛いけど本気でウキウキ、ちょっと辛いけどめちゃめちゃワクワク、多分ちょっとヤケッパチ、でもすっごく楽しい!!という、複雑怪奇な心理状態でした。私が。

その後別のショーでキャラバンを滑った時には、こんなギラギラは感じなかった。
その時にはもう少しサラッとした、お酒でも飲んでゆったり楽しんで見てて、みたいなクールでオシャレな感じ。

あの熱さは、このショーならではの観客との距離の近さのせいだったのか、あの時の彼の心を守る鎧だったのか。両方か。分からないけど。

でもとにかく、すごい熱量と気迫とプライドを感じた。カッコイイ人だと思った。
カッコイイ人だ。

そして、このショーのグランドフィナーレはPharrell Williamsの「Happy」だったんですが、この曲がまた胸にくる。

俺を落ち込ませようたって出来やしないよ、時間の無駄だよ、俺のレベルはなんせ最高でハッピーだからって歌詞で、軽やかに身体を動かす高橋くんを見ながら、
Because I’m Happy!
って言い聞かせるように心の中で歌いながら見てた。
(今なら心から共感できるピッタリな曲かもしれない♬)

この時は、悔しかったり苦しかったり、色んな思いがあったけど、仲間のスケーター達や、会場に集まった沢山のお客さん達からも、高橋くんを労って彼の気持ちにそれぞれの形で最大限寄り添おうとするような、そんなでっかい愛をいっぱい感じました。

あれが彼の心に届かなかったなんて事はなかったと思う。全部は受け止められなかったかも知れないけど、絶対に何かは届いてたと思う。

直前の怪我で演技を見合わせた、今年2018年のフレンズオンアイスでも感じたけど、集まって来るお客さん達の温かさを感じる、素敵なショーだなあと思います。

今振返って

今の高橋選手がとても幸せそうで、見てる自分も最高に幸せな今この頃を振返ると、辛くてもやっぱり愛おしいような抱きしめたいような貴重な時間だったなって思う。(二度と要らんけど)

高橋くんが今、幸せだって言ってくれてる事が、本当に嬉しい。
しかも幸せの源がスケートが楽しいからだなんて!!!
もうこれは、ファンとして望める限りの最大級の喜びだよ〜😭😭😭

先週の高橋大輔選手復帰戦・近畿ブロックの後は、あのフリープログラムに一目惚れして、絶対コレ完成形見たい!って自分の欲望が膨れ上がっちゃたけど、ホント自分はなんて幸せな欲張りを言ってるんだ。
高橋くんが幸せでいてくれて、幸せを振り撒いて、次々に素敵な贈り物をくれるから、どんどん欲張りになっちゃって困るねー(笑)。

あの頃を振返って改めて思った。
高橋くんはただただ自分の幸せを追求しててくれたらそれが一番!
それに尽きるわ!

結局それでこちらが幸せもらっちゃうんだけどね〜😊