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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

全日本フィギュア2019 高橋大輔フェニックス

全日本のフェニックスはショートプログラム(SP)とエキシビション(EX)で2回観せてもらえました。

エキシビションを見終わった段階では、まずはまだちょっとも取り上げてない全日本髭なしフェニックス(EX)について書きたい!と思ってたんですが、フジTV公式でSPのフェニックスを見返したら、やっぱりまずはこの髭付きフェニックス(SP)の方を書いとかんと!!!ってなった。(SPはもう書いたといえば書いたけど、私の中ではプログラム本体の感想はまだ書いてない。カッコイイィって叫んだだけなので。)

全日本フィギュア2019 高橋大輔SP
The Phoenix (Fall Out Boy)

演技前、リンクに入ってきた時の高橋選手の顔に何かドヤ感が足りないような気がして、TV前の自分はだだだだだ大丈夫かなと脳内でオロオロ。
(髭なら髭でもっと不敵でニヒルな表情をしててもええんやで〜)
とまた脳内で勝手な事を勝手に呼びかけながら、音楽を待ちました。

が、音楽が鳴った途端に高橋くんがガンっと気合を入れたのが見えて、そっからはこっちもスゴイ勢いで観入ってはいたんですが、試合という緊張感はやっぱりハンパなかった!(私が)

アクセルーーーーとかルッツぅーーー?とかの動揺も入り(ジャンプ部分)、最後のステップは、あーもっと大きく速く動ける人なのに!でもやっぱカッコイイ!ああしんどそう!でも意地で動いてる!ガンバレ!カッコイイ!でもシンドイ!のもカッコイイ!振り絞ってるーーーーわあああー!みたいな事を息継ぎナシで考えて脳が酸素不足のいっぱいいっぱいだった。(私が)

ので、終わった瞬間は、
もっとできるーーーーーーーーー!!!
でもめっちゃカッコイイーーーー!!!
ってだけでした。

で、落ち着いてからまた見てみると、あの時感じたものとはまた違う味わいが見えてきた。

多分、高橋選手本人のジャッジでは、あのフェニックスは不満足だと思う。
「外に出すというより自分の内にこもってしまって…」
「技術点ってとこより、演技でもっと一体感を出せれば良かったけど出来なかった」
「今日は伝えられなかった」
みたいな事をインタビューで言って悔やんでた。
観客とつながる演技が彼の目指すところなら、あのフェニックスは、彼の覚悟を会場が一体になって見守ってる感じで、ある意味一体感はあったと思うけど…それは確かに高橋くんの意図とは別だしなあ。

私も、The Phoenix のあの強いヴォーカルと音楽を、高橋大輔の身体を通して増幅させて、それに観客が興奮して、更にその会場の熱を高橋くんが音楽と一体化させてくる、あのやり取りが見たかった未練は実はある。それが出来る人だと知ってるから、やっぱり体感したかったなって気持ちがある。

体が衰えたというより、怪我の回復が間に合わなかった、という状態だったと思う。もちろん体の回復速度も年齢と関係するだろうけど。肩も腰も膝も足首も…だものなあ…。
あと相当緊張してたっぽいですか?元々スロースターターな印象のある選手だったのに、怪我で西日本大会に出られず、いきなりぶっつけ本番の最初で最後だもんな…。

今の高橋大輔の本来のスケートの能力はあれじゃない。って私は思う。
それくらい、本来の彼の持つ力の少ししか出てない演技だと思う。
でもそれをシングルの試合で証明する機会はもうない。
最後の最後くらい、そんな辛い状態じゃない体調で迎えて欲しかった。
その悔しさは、勝手な外野ながら、やっぱりある。
あの演技を良かったって言ったら、高橋くんに失礼なんじゃないかって気がしないでもないんです。笑

にもかかわらず

あのフェニックスは
良かった。

良かった!!!

なんでだろうなぁ。
自分が待っていたフェニックスとは予想外の方向から、胸を突かれたんだなあ。

夏と秋のフェニックスの残像があるせいで(しかも双方いいとこ取りのハイブリッド記憶)、ここはもっとこう動くデショとか、あの空気の振動をここで!とか思うのに(演技リピートが過ぎて面倒臭い事を言うファンですみません)、そうゆうのとはまた角度の違うところで、高橋大輔って人物の生き様そのものを何の覆いもなしに見せられた感じ。そこにグワンと心を動かされた。

そして、やっぱりあのとんでもない動き。
スケートの滑りで生まれる勢いを、もう一つの同じだけ(かそれ以上)の勢いでガッと止める。
音で。音になった高橋くんの動きで。スピードから生まれるトメの反動。その衝撃がロックの音になる。

滑りの伸びやかさを殺す振りのようでいて、そこで生まれる止めの力強さが、やっぱりスケートの速さならではの格好良さとも言えるのかも。但しちゃんと止められれば、だけど。
この上体での無茶な力の衝突を、踏ん張りの効かない氷の上でしかもスピードに乗って滑りながらやるのって、強靭な筋肉と体幹が必要なんだろうなと何となくでも思う。

夏のアイスショーの放送ではかなりコントロールしてきてた。
全日本でもハマったところはめっちゃカッコ良かった。特に前半。力一杯振った手をグッと空中で止める腕の振りとか。
上半身を頭ごとぶん回して腰でビタッと止めつつの髪の余韻とか。(ちょっと何言ってるのか…ちゃんと伝えられてるんだろうか)

やっぱり高橋くんの動きって、なんか空気がビシってなったりグオって燃えたり、するんですよね。でも体力の消耗が後半のステップに相当ひびいてそうで、なのに体力温存もせず常に限界以上で動いてくる。

ジャンプの着氷が乱れても、踊りのトメで踏ん張れない時があっても、ハイキックがミドルになっても、ナニクソってばかりに力を振り絞る姿が、なんて言うのか、とにかく痺れた。唸った。最高にロックだった。めちゃめちゃカッコ良かった。

良かった!!!

あ〜やっぱりフェニックスなんだ。
この人フェニックスそのものなんだ。
生きるために自分を灰になるまで燃やし尽くす不死鳥。
シェリル・ムラカミさん(振付師)は全くなんて鋭い目を持ってるんでしょうか。そうかそうかそうなんだー!ってしみじみ納得しました。

同じ演目って事で、エキシビションも一緒に書くつもりが、ショートだけで又書き過ぎてしまった。
一瞬の指差しChange You! で心臓を一旦完全に止められた(多分)あのエキシ不死鳥もいっぱい書きたい事あるのに。

とか言ってるうちに高橋くんのアイスショー、氷爆(Ice Explosion 2020) もやってくる!振付のミーシャも出演って事で、The Phoenix ショーバージョン、来ますよね!!!きっと来る!!!
どんなショーになるのかなー楽しみーーーーーーー