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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

氷爆感想余談 高橋大輔の表現への覚悟

競技としてアイスダンスに挑戦する覚悟

前回からのつづき

高橋くんのアイスショー、アイスエクスプロージョン(氷爆)2020で、ペアのパントンや華やかなアイスダンス組のトップダンサー達の演技を見て、会場にいた時はその場の熱気の中で、わ〜楽しい〜って気持ちがほとんどだったんですが。

後でアイスショーのTV放送回を見て色々思い返すうち、あらためて、高橋くんの挑戦ってものすごい覚悟なんだって思ったらブルブルしてしまった。

世界のトップレベルのカップル達の、途切れなく続く二人の息の合いっぷりや、何がどうしてそうなったのかまるで分からない超人的なリフトの数々。シングルとあまりにも違う世界。

こ…これに挑戦していくのか…。マジでか…。って。

アイスダンスがやりたいだけなら、以前ご本人も言ってたように、多分趣味でもできるんだ。
高橋くんは、スケート始めたばかりの小学生の頃から、アイスダンスに魅せられてた人らしいから、やりたいって気持ちはとてもよく分かる。

でも、それを、競技として、オリンピック目指すって公言するくらいの覚悟で、今までやっていた技術と全然違う世界に、33歳で新しく挑戦するって、…ちょっと、あの、自分への追い込み方が常軌を逸してないですか?

ご本人はただ、スケートの表現を極めるためにアイスダンスをしたくて、本気でやるなら競技の世界が一番早いって判断なのかも知れないけど…。

最近何度も思うんですが、数々の世界タイトルを取るような栄光の一時代を築いた人が、完全な初心者として新しい世界に踏み出すって、それだけでもドエライ勇気でスゴイ戦いだと思う。出来ない自分を晒け出さなきゃいけないって事ですよね。
しかも、よりにもよって、他人に容赦なく数字でジャッジされる競技の場に向かうんだ。
私なら、正気の沙汰じゃできないね!(比べるな)

高橋くん本人は、2018年の現役復帰の時、既にもう過去は捨てたって言って笑ってたし、その驚きの潔さはこの2年間でもしっかり見せてもらってきた。
前回の競技復帰も、今回のアイスダンス競技への挑戦も、過去の栄光を守りたければとても出来ないような挑戦で、それが出来るってなんて自由な精神なんだ!って感動した。

けど、本人がどんなつもりでも、周りは今までの彼の名声のイメージのまま彼に注目するし期待もする。プレッシャーはどんどんかかる。そこに五輪が絡めば尚更だ。

高橋大輔のスケートの表現性は言うまでもなくピカイチだけど、表現技術はやっぱり技術だし、アイスダンスは靴からして違う、やる事も求められる事も違う。今までのシングルでの武器は一旦捨てなきゃ始められないくらい、きっと全然違う世界。
勿論だからこそ高橋くんはやりたいんだきっと。

競技の世界で、初心者からやるって決めて、やるからにはたった2年後に迫る北京五輪も目指すって公言して。

高橋くんは基本的に、大風呂敷を広げない、広げたくない人だと思う。
そこを敢えて広げた(んですよね?)その覚悟。
公言すれば「あの高橋大輔」の宣言として、期待も注目度もその他いろんなものも集まってくる。

並大抵の重圧ではないと思うのに、本人は「アイスダンスに注目が集まって盛り上がってくれたらイイ」って笑ってるんすよなんなんですかホント並の神経じゃないですよね覚悟のサイズがデカ過ぎる、もう表現と心中する気くらいの腹の括り方なんじゃないですかそれ。

そうか。

スケートを極める。

このプレッシャーのかけ方は、そこに辿り着くための覚悟なのかも。

確か、最初のアイスダンス転向発表の公式HPの高橋くんの文章(9月26日正午頃)では、北京五輪の事まではまだとても考えられないような雰囲気だった。
それが、同じ日の夜の会見時には、やるからには五輪を目指すくらいの強い気持ちでやらないと、と二人で決めた、という話し方に変化。
会見全文を載せてくれたKISS&CRYさんによればこう。

高橋
「〜競技者としてやるにあたって、22年を大きな目標に掲げることはすごく大事なこと。それは簡単なことではないということは、お互い承知の上なんです。だけど、そこを大きな目標の一つにして目指していくことは、“やる”となった時に一緒に決めました。」

村元
「“大きな目標がないとがんばれない”というのもあります。同じく、今後のアイスダンスの発展のために、大ちゃんと組むことによって、よりアイスダンスが注目されるという期待もあります。みんなに感動を与えること、どんな挑戦をしてもいいんだということを見せたいというのもあります。やはり目標は大きく、目指せるのであればオリンピックを目指していきたいです。」

https://www.tvguide.or.jp/feature/kissandcry/20191002/01.html

この会見以降は、二人とも何度も自然に北京を目指して目標にと口にしてると思う。

高橋くん自身は、自分で築いた過去の栄光を捨て去らなきゃとても出来ないような挑戦をしておいて、でも世間の方は過去の彼の名声によって大きく注目してくるって事を分かってて、その名前故のプレッシャーを引き受けてる。

五輪目指すって言ったら、案の定、メディアは大喜びの食い付きっぷりだったもんな。あ、私も大喜びでしたすみません(笑)。それ程の覚悟でやるんだって、意志の強さを宣言したんだと思って嬉しかった。

…高橋くんて、インタビューの度にキラキラしつつゆるふわで笑ってるから、その印象にうっかり勝手に騙されちゃうんですが、やっぱり心底とんでもないファイターだワ。

肝の座り方が一筋縄じゃなくないですか???ふわふわのパッと見に騙されてるうちに、なんかとんでもなく斜め上な事をアッサリやってしまう。そんな人なのはいい加減知ってたつもりなのに、いっつもこっちの想像の遥か上を行くんだ。
なんの大袈裟感もなくさ、ニコニコでさ、ただただ楽しそうに未来を語ってくれてさ。

かっこいいってんですよコンチクショウゥゥゥゥ!!!!!!

ものすごく大変なのは、それは絶対そうだろうけど、もう自分はただ一観客として、二人の新しい挑戦を見せてもらえる事に感謝して楽しみに待つのみです。

かなだい!!!
ガンバーーーー!!!!!!