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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

氷爆感想3 アイスダンスの華やかさ

高橋大輔が座長となったアイスショー氷瀑ことアイスエクスプロージョンは、踊る楽しさと、アイスダンスの美しさや凄さを、改めてアピールされたショーだったなと感じた。華やか三昧!

生まれたてダンスカップ
村元哉中高橋大輔

まずは村元哉中さんのソロ演技「Feeling Good

カッコ良かったー。
知ってたつもりだけど改めて、彼女の身体の使い方がとても好き。
ダンスの人のソロって、一人だから派手なリフトもないし勿論ジャンプもないし、動きで出す雰囲気が全て。それをここまで魅せられる力って凄いなあ。
色っぽさに品があって、自立した強さを感じる。素敵なアイスダンサー。

曲の終盤で高橋くんがちょこっと出てきたけど(チョットダケダイスケってMC蒲田さんに言われてた・笑)、私が観た初日の夜回では、ガッツリ組むのはまだまだこれからって感じもありつつ、でも可能性を感じてワクワク。
TV放送は最終日のだったんでしょうか。これはイイ雰囲気!

本来二人ともがこうゆう曲調は得意だって事でこれからが楽しみです。この先二人でどんな世界を作って見せてくれるんだろう。期待がどんどん満ち溢れてきた。

Feeling Good ではほんのちょっとの絡みだったけど、第二部最初のアイスショーの世界へようこそ!なコラボプログラムでは、もうちょっとしっかり組んで、村元・高橋組の初アイスダンスを披露してくれました。
曲は「美女と野獣メドレー」で宮本笑里さんのバイオリン。

メリチャリ(メリル・デイヴィスチャーリー・ホワイト)、ベルアゴタニス・ベルビン/ベン・アゴスト)の先輩カップルに教えを受けながら哉中ちゃんと踊るような高橋くん。
あの初々しさは今だけのものだろうけど、何とも言えず良いもんですね〜。
振付はチャーリーだそうですが、チャーリーとベン(先輩男性陣)が哉中ちゃんを誘って踊ってる間に、メリルとタニス(先輩女性陣)に高橋くんが身嗜みのお世話をされて、いざ満面の笑みで高橋くんが哉中ちゃんを誘いにいくのとか、チャーリー、分かってるなあ(笑)。それに輝きの微笑みで応える哉中ちゃんがまたですねっ!バンバンっ!

二人揃ってのダンスが爽やかで可愛くて、見てるこっちが微笑ましさにデレデレします。新しいスタートのトキメキを共有させて貰ってるみたいで、ワクワク・ドキドキしつつ、とにかく頑張れーって応援したくなった。

オープニングのダークな混沌とは打って変わって、ピュアで爽やかな門出。先輩ダンサー達の温かな眼差しに釣られて、私もヒナの巣立ちを見守るような気持ちになってました(笑)。

でも、実際には二人とも、雛どころか、幾つになっても新しい挑戦に物怖じせず向かっていく、バリバリにカッコイイ戦士達なんですよね。本当に尊敬する。
二人ともそれぞれに実績がある人達なのに、ある程度出来てから見せるんじゃなく、最初の過程からの精一杯を見せてくれた。もう生き方が表現なんだ。シビれる。

そう言えば高橋くんて、フロアダンスのLOVE ON THE FLOORの時も、氷艶の台詞と歌の特訓も、まるきり初心者の状態からカメラ回されてOKな人だった。
築き上げた世界トップの栄光があるのに、勝手の分からない初心者の分野で最初を晒け出せるあの強さは、まったく常人じゃない。
まあまあ簡単に不安そうな顔をする割に、底の神経が大物過ぎる。
しかもどっちも大化けに化けてくれた実績があるから、つまりアイスダンスは哉中ちゃんと一緒に大化けするって事だね!やったね!(先走る)(都合良く)

ショー翌日にあったスケート教室での取材によると、プログラムを振り付けたチャーリーに全幅の信頼を置いていたらしい村元哉中ちゃん。チャーリーだけじゃなく、アイスダンスは始めたばかり・靴はまだシングル用のままというパートナーの高橋くんの事も、思いっきり信頼してるのも伝わってきた。
高橋くんは、例え息が合ってなくても最初のスタートをお客さん達に見て貰えて良かったって、穏やかな笑顔ですばらしくダイスケタカハシな事言ってた。

二人とも一見ほんわかしてるけど、大事なとこで肝が座ってるってゆうか、すごく頼もしい。二人のスケートへの情熱がヒシヒシ伝わってきて超カッコイイ。

どんなカップルになりたい?って問いには、オンリーワンの個性で新しい風を吹かせたいと意気込む、颯爽とした哉中ちゃんの意思の強さと、とにかくどうなるかまだ全く分からないから探り探りって笑う、正直者大ちゃんの取り合わせが面白かった。(笑)
とんでもないチャレンジャーのくせに、先は全く予想出来ないって笑ってる高橋くんのフラットな冷静さも好きだし、自分の理想に真っ直ぐに進もうとする一本気な哉中ちゃんもカッコイイ。これからの二人の化学反応、楽しみだな〜。

JIJIPRESS動画/ 高橋大輔、アイスダンスは「常に上を目指して」

カップルで作る世界観

ショーには上の二組の先輩カップルの他、アイスダンサーはウィーポ(ケイトリン・ウィーバー/アンドリュー・ポジェ)組も出演。
どのカップルも踊る要素満載の楽しくなるプログラムを用意してくれてて、リフトの迫力もいっぱいで、みんなでアイスダンスは楽しいよ〜って手招きして言ってるみたい。

ケイトリン達(ウィーポ)の真っ赤なハートを小道具に使ったコミカルで軽快なプロとか。日常の夫婦喧嘩(?)をかわいくネタにしてくるベルアゴとか。メリチャリのニコニコしながらの大技リフトは圧巻。二人で作る世界も素敵だな。やっぱりアイスダンスってイイ。
これに高橋くんも挑戦していくのか。と思うとワクワクと同時にぶるぶる震えちゃうけど(私がしたってしょうがない)。この新しい世界に挑んでいく事、あらためてスゴイ覚悟だと思うし、心から応援します。

アイスダンスではないけど、カップルと言えばペアのチン・パン/ジャン・トン夫妻も。
プログラムは「Amo Soltanto Te」(君だけを愛す)。

パントンの演技は、慈愛そのものだ。
見てると二人のスケートへの慈しむような愛がジワジワと沁み入ってきて、いつの間にか泣く。自然と泣く。
生で見てみて、観客の自分との距離がすごく近く感じる演技だなって思った。二人だとリフトの時一人分多く高さが出て、物理的にも近くなるのもあるけど。
会場の隅々にまで二人の愛を分け与えてくれたような演技でした。
特にパンちゃん、
3階席にまで大きく顔を上げて、あの輝く笑顔を届けてくれて本当にありがとう。スーッと滑ってきてそのまま柔らかく振りまくあの笑顔。「周囲を照らすような笑顔」って言い回しがあるけど、本当にそれだった。何度でも脳内でリピートしては幸せな気持ちになる、今回の自分的ベストシーンの一つ。
演技が終わってもじーんと浸り過ぎて力が入らず思いっきりは拍手出来なかったけど、二人が見えなくなるまでずっと手を叩いてた。胸があったかくなって泣けてくるような二人の演技。

今は生徒を持つ指導者でもあり、今回も中国のジュニア達の引率者なとこがあったせいなのか、頼もしいお父さんとお母さんって感じもある。
美しいスケートでしっかり手本を見せて、愛で後進を育てていくような。素敵な年の重ね方。

こうやって、フィギュアスケートという過酷で激しい身体芸術の世界でも、年齢を重ねて深みのある演技を見せてくれる人達がこんなに沢山いるんですよね。

哉中ちゃんと高橋くんがどんな世界を見せてくれるのか、まだ分からないけど、このショーを通して色んな可能性やワクワクを感じて、未来への期待がふわふわどんどん膨らみました。

かなだい、ガンバーーーーーーーー!!!!!!!

まとめ

アイスエクスプロージョン2020は、フィギュアスケートの格好良さ、楽しさ、華やかさ、深さ、純粋さ、可能性、他いろいろ、本当に色んな良さが散りばめられた、素晴らしいアイスショーでした。
バイオリン生演奏のコラボもめちゃめちゃ良かったし。こんなに盛り沢山見せて貰っちゃっていいの?ってくらい。贅沢!

高橋くんファンとしても、フェニックスの爆発を見せてもらって、アイスダンスへのワクワクをもらって、二人の覚悟の強さをあらためて感じて、ソロ演技で穏やかに晴れやかに次への希望をもらって、充足感でいっぱい。

あ、あと、新横スケートセンターのスタッフさん?皆さん笑顔で素晴らしかった。
観戦初心者の私が、チケット出すとこ分かってなくて用意悪くてアワアワしても笑顔で待ってくれるし(その節はすみません)、休憩終わりにドア閉めかけてるのに、他の出入り場所が分からなくてアワアワ焦ってたら苦笑しつつ通してくれるし(この節もすみません)、帰り際もニコニコ送り出してくれるし、接する方皆々様素敵でありました。
客席でのお隣さんにも興奮してめっちゃ話しかけてしまったけどニコニコ話聞いてくれて、色々教えてくれて、プログラムまで見せてくれて(あれは勝手に私が覗いたのかもしれない)、あの会場で出会った人みんな親切な人しかいない。ありがとうございます。

何より出演者の皆さま、そして関係者の皆様、素敵なショーを本当にありがとうございました。次回も楽しみに待ってます!

ところで、

会場にいた時は熱気に高揚して、未来への期待で楽しさばかり膨らんでましたが、TV放送を見ながら回想するうちに、高橋くん達の覚悟のスゴさに改めて震えてしまった。
で、すごくない?え?これ、すごくない?とか考えてるうちに、新しく書きたいことがまた大量に増えた。ここに続けると長くなり過ぎなので、次にします。

次は、氷瀑感想おまけ 表現への覚悟