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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

好きなだけ好きを語る(高橋大輔さん編)

突然(でもない)ですが、自分は高橋大輔(スケート)って人が、相当に好きです。

時々あまりにもビッタリ好き過ぎて、そんなどこもかしこも好きって普通あり得ないでしょうって思って、こりゃ流石に妄想で理想像作り上げちゃってんのかな?って思うくらい。

でもどうも妄想じゃないと思うんです。
だって、妄想超えてくるんです!
考えてもみなかったような予想外の方向からも、新たな「好き」がドンドンやってくる。無尽蔵かつバラエティー豊富に。四次元ポケット…?

偶に予想外が度を超し過ぎて、謎の混乱もあったりするんだけど(私が)、そんな時は大抵、後からじわじわ超ド級の「好きだー!」が押し寄せてくる。

実を言うと、2018年の競技復帰も2019年のアイスダンス転向も、最初に聞いた瞬間は自分は大混乱だった。ヤッター!とかじゃなくて、は???って固まった。
でも有難い事に、高橋くんの公式HPで彼自身の言葉がすぐに読めたから、何度も何度も読み返して、高橋くんの真意をじっくり考える時間があって、あまり間を置かずに会見で本人の表情と言葉が伝わってきたら、最終的に「何だこのカッコイイ人はー!」って心臓を押さえながら転がる事になりました。

まぁアイスダンスについては、咀嚼にだいぶ時間かかったけど。
その選択から見える生涯現役パフォーマーの本気度に、今は心底ワクワクして楽しみに待ってます!

いつまで経ってもこんな次々新しく魅力が繰り出されるって、信じ難いんだけどあり得るもんなんだな。好きだらけ。
勿論完璧なスーパーマンでも優等生でもなく、
弱さも失敗もいやそのヒゲはちょっと…とかもあるけど(余計なお世話)、でも諸々のツッコミどころも含めてとても味わい深いです。

沼の回想

最初は高橋くんのスケートのプログラムが好きだな〜って思って、次にスケートそのものが好きだな〜って気づいて、そのうちスケートから醸し出される人間性も好きなんだな〜って分かって、スケートに挑む姿勢が好きだな〜ってなって、その辺からちょっと本格的に気になって、あれ?この人なんか素がカワイイね?って思った時にはもう沼だった。
その後は好きなだけ情報を漁る事となり、怒涛の人間・高橋大輔の魅力発掘ラッシュ。

ところで、高橋大輔選手が好きだって言うと、イケメンだよねって返される事が結構ある。
イケメンの基準はかなり趣味嗜好主観の問題なので、そう言われたら「おお!気が合いますね」って思うけど、違う違うそうじゃない、そうじゃないんですよ。
いや、イケメンの方は合ってるんです。間違いない。それは間違いないんだけど、
自分が高橋選手が好きな理由にイケメンだからって割合は、そんなに多くはないんです。まぁ全然ない事もないけど、ってゆうか好きなんだけど、そりゃ偶々そうだっただけで、別段こちらとしては是非にと望んだオプションじゃないんだけども、まぁ偶々そうゆう、とても良いお顔だから、そんじゃまあ折角だから有難く享受するかってゆうかそんな感じの……いやイイ顔だなあ実際

とPUMAさんの#破天荒動画を見ながらまた思う。貼る。


髙橋大輔 #破天荒 by PUMA Japan

これは、なんたって内面の格好良さが顔に滲み出ちゃってるからなんだろうな。
顔に人生が出てるんだと思う。だから「カッコイイ人生送ってるからなあ」って。
やっぱり顔が相当好きなんじゃんって思うけど、好きなんだ確かに。
正確には顔ってゆうより、顔付きかなあ。イイ顔だなあ実際。(2回目)

動きから見える空気

でも何と言ってもスケートだ。
スケートというか、音楽とスケートの連動性というか。動きから醸し出す空気。
高橋大輔は独特の空気を作る。

それなのに、高橋大輔って人は、音楽に自分の装飾を入れない人だとも思う。
音楽をそのまま自分に入れてそのまま出してくる。
そこに自分の格好良さとか巧さとかを、入れ込もうって感じが一切しない。
なのにめちゃめちゃ高橋大輔独自の格好良さになる。

あれなんかスゴイなあ。

生け花の概念に”無作為の美”というのがあるそうで、生け花って自然に生えてる植物を切り取って活けるんだから、とても作為的とも言えると思うけど、そこで大切にされてる事の一つが無作為ってのが、奥深いなあって思った事がある。
作為なんだけど無作為。
高橋大輔さんのスケートって、そうゆうとこないでしょうか。

あのどこで切り取っても美しい動きの形は、とてもよく考えられて作り込んでるんだと思う。なのに自然。
個性的なのに我を主張をしないってゆうか、独特なのに無私ってゆうか。
動きの形の方じゃなくて、動きを作るもっと根本のトコが独特なのかも。

偶に、どっかのお家の猫さん達が、高橋くん演技中のTV画面に釘付けになってる動画を見かけるんですが(これとか)(検索「高橋大輔」「猫」で出てきた)、彼の動きに動物的な部分があるのかなって思う。音無しで見る時とか特にそう思う。
チーターとかライオンの仔達が遊んでる映像見てる時とか、ちょっと似た感覚あるような。
自然なリズムというか、動きの呼吸が音の波みたいで、リズムが心地良くてでも動きは予想できなくて、目が離せない。

見始めた最初の頃(2005年)からそうだったけど、右膝靱帯の怪我からの復帰以降の演技は特にそう思う。
部分的にこの振付が好きってゆうだけじゃなくて、動きの底に流れる呼吸がそもそも好きなので、始まりから終わりまで全ての流れで好きに浸れる事が多い。
これって一観客としてすごく幸せだなあと思う。

アイスダンスをやると聞いた時、この高橋くん特有の空気感が、人と組む事でどうなるだろうか…って、それが一番自分としては気になるというか、不安になったところなんだけど、他のアイスダンサー達を見れば見るほど、寧ろこの部分はより伸びてくるんじゃないかなあと思い始めてる。トップのアイスダンサー達の動きって、みんなまさしく呼吸だなあって思うから。
まぁ始まってみないと分からないけど。

今までの高橋くんのスケートやダンスは、人間に対しては遠慮というか気遣いが強過ぎて呼吸が掴み難そうにも見えてたけど、もともと音楽の呼吸の掴み方はとてつもないし。2015年のアートオンアイスのネリー・ファータドさんとのコラボでも、日に日にネリーさんの音に呼吸を合わせていってた。
思えば、自分以外のものに自分を預けて同化しつつ、自分の個性が消えないどころか増してくる高橋くんのあの不思議な才能を、今までずっと観てきたんだった。
人と組む事に慣れて、パートナーの村元哉中ちゃんとの息が合って行けば、またアイスダンスでならではの新しい空気が出来ていくんだろうなって思ったら、今はワクワクが止まらなくなってきてます。

表現の姿勢

後、高橋くんの生き方(=スケート)として尊敬するのが、自分をオープンに晒して解釈を相手に委ねる姿勢。
これは好きってゆうか、スゴイ…って驚いてしまう。

高橋くんは多分、基本的に自分自身を繕わない。相手を信頼しているとも言えるけど、インタビューとか読むと、もし相手に理解されなくても仕方がないと思ってるっぽい。何故なら「人は人だから。」

自分の誠意を尽くして自分を曝け出して、解釈は委ねる。こうゆうつもりとか、こう見て欲しいとかが、全然ないように見える。

けど、これってすごく恐ろしい事だ。私には。
相手が曲解するかも知れないし、誤解するかも知れないし、自分を曝け出すのだってもう大変なのに、その結果が誤解曲解じゃめちゃめちゃ傷つくし落ち込むもの。
だからつい、自分の意図を先回りでクドクド説明したくなってしまう。そして誤解どころか本当の自分さえ、格好悪い所は知られたくない。隠しておきたい。私は。

なのに高橋くんがそれを一切しない(ように見える)のって、それで傷つく事も織り込み済みって事かなって思うと、その潔さがズンと来る。
相手と自分は違う人間で、自分の思いとは違う事があるのも分かってて、その上で相手に自分を曝け出す度胸と、傷つく可能性も引き受ける強さ。多分。

私にはちょっと何をどうしていいか分かんない程の強さだけど、これが出来るからこそのあの表現の説得力なんだろうな。
見せてもらえるこっちは有難い事この上ないけど、高橋くん自身は傷だらけなんじゃないかって肝が冷える事があるけど、高橋くんは変わらない。むしろ以前より自分の素を出すようになってると思う。
すごい強さだなってビックリする。

演技の時もそうだし、インタビューの応答もそう。
切り取られたり、受け手の解釈で言葉を変えられたり、思い込みで曲解された事は今までも沢山あったと思う。ってゆうかあった。
それでもずっと変わらず誠実に何でも答えようとするし、表現をセーブしない。彼の中にある引き出しから惜しみなく引きずり出す様にして見せてくれる。そう見える。

もしかすると傷つく事を引き受けてるってゆうより、ただオープンでいる事を選ぶってゆう優先順位の問題なのかなと思うけど、でも何度も傷ついてきただろうになあ。
それも悲壮な覚悟とかじゃ全然なくって、なんか自然体で自分を晒け出せるのがスゴイ。
どえらい事なのに、そうゆう気負いがまるで感じられないのがスゴイ。

高橋くんてやっぱりカッコイイ人だ。分かりにくくカッコイイ人だ。
いや、分かりやすくもカッコイイんだけど。”若干ちょっとすごい”*1分かりにくい。ワカリマス?

ちゃんと行動でしっかり示してくれるから、行動を見てればよく分かる。言葉より行動の人だなあ。好きだなあ。

でも説明なしで、分かる人だけ分かればいい、なんて態度も取らない。
彼自身の言葉で、誠意を尽くして話してくれる。
ただ言葉の選択が自由過ぎて、字面だけだと一瞬謎に包まれるチョイスが時々あるけど(笑)
でも言葉そのものだって、ちゃんと聞けばいつもすごく納得するし理解できるものなんですよね。

私も高橋くんに倣って、悪意の言葉ばかり気にして人を警戒するんじゃなく、分かってくれる人も多いと信じて、物事を考える事に出来るだけしようと思う。
そして、分かってもらえなかったとしても、まあ人は人だからしょうがないと思うようにしよう。

まとめ

高橋大輔さん、この世に存在してくれて、今の高橋くんでいてくれて、色んなものを見せてくれて、ありがとうございます。

今日は2月14日。
高橋大輔さんがスケートを始めた日(26年前?)だそうで。
それもあって、自分の好きな好き加減を好きなだけ書いてたんですが、なんと高橋くんの方で、記念日として自身のインスタに思い出の写真と共にメッセージを上げてくれました。

https://www.instagram.com/p/B8iIpMpHMAi/

ほら〜〜〜〜っ!
そーゆーとこですよ!そーゆートコ!

好きです!

*1:ダイスケ語の一つ。2013年10月に仰った「久々に初戦なので若干ちょっとすごい緊張感はいつもより高い」より。この言葉でしか表せられない現象って結構ありませんか?重宝します!