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ステファン・ランビエール「ポエタ」

'07世界フィギュア ステファン・ランビエール
フリープログラム Poeta

高橋大輔のスケートに興味を持つようになって男子フィギュアを見始めると、自然と他の男子選手も目に入るようになる訳で。この人のこのフラメンコについても、なにか書かずにはいられない!
もう一度おさらいで07東京ワールドの映像を見たらまた興奮してしまいました。

前年の世界王者の彼がショートプログラム6位で迎えたフリー。
そうです松岡さん、艶っぽいとか色っぽいとかいう言葉はこのプログラムの為にある!と自分も思いマス!(TVでTOKIOの松岡さんがコメントを求められての感想が艶っぽい、色っぽいだった)
この時は崖っぷちで挑んでいるからこその凄味が色気に変わっていた部分もあるような気がする。もともと艶のある選手だけど。
実況によれば故障で直前のヨーロッパ選手権は欠場、この試合も出場が危ぶまれる中だったそう。

一番印象的だったのは「翻す」という所作。身体の翻し方がものっすごく鮮やかでカッコイイ。どうもクルッと回る時に「顔を残す」(と言うらしい)のが、回るというより翻って見える理由じゃないかと思う。
以前、バレエダンサーの熊川哲也さんが高橋大輔さんとの対談で回転の時の「顔を残す」所作について話してた事がある。身体を回す時に、そのまま顔も一緒につけていくんじゃなくて、顔だけは方向を決めてパッパッとリズムで向きを変える感じ。だから、回るんじゃなくて、突然身体が裏返ったみたいに感じるんだな。
これがランビさんめちゃめちゃ上手い。動きが鮮烈に印象に残る。どうかするとジャンプの時までやってるような気がするんだけど、さすがに気のせいかな。

手も「翻す」。あの手首の返しはフラメンコ特有の動きでしょうか?
指を全部ぴっちり揃えて掌全体で平面を作り、それをクルックルッと手首で返すあの動きが、メリハリのあるアクセントになって力強さが強調されてると思う。

ステファンランビエールはどこまでも柔らかく優美になれる選手だと思うけど、このポエタではフラメンコの直線的な、強い堅さのある魅力を見せてくれる。それがすごく硬派な色気でカッコイイのです!
フラメンコという足技の力強さが特徴の踊りを、足元が氷で滑るしかないスケートで見せるってこれ相当難しいと思うんだけど、なるほどこう見せるのか〜。

そうやって手首を翻しながら、身体を翻しながら、キレキレの迫力で真っ直ぐ進んでくるストレートラインステップは圧巻と言うしかない。まさにキターーー!って感じ。からの高速ランビエールスピン!これは生で見たらきっと立ち上がらずにはいられない。会場の熱狂もよく分かる。ホント格好良かった!

ポエタの自分的まとめ

翻す

 

2007年の東京ワールド全体についてもちょっと。
高橋くんの日本男子初銀メダルだけでなく、女子も美姫ちゃん真央ちゃんのワンツーフィニッシュ、織田くんや中野友加里ちゃんも大健闘で日本勢の頑張りも目を引くとっても盛り上がった大会だった。日本フィギュアの黄金時代と言われたのはこの頃からだったかな?
真央ちゃんのチャルダッシュ、クルクル回るスピンがオルゴール人形みたいで可愛かった!明るい陽の気がキラキラしてて自然と笑顔が溢れる。楽しかったな〜。
yunaさんロクサーヌの堂々とした女優っぷりもシビレタ!

 

次はとうとうバチェラレットについて!