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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

テン君。

ちゃんとしようって決めたはずなのに。まるでちゃんとしてない言葉を書き連ねます。
見て下さる方には甘える事になってごめんなさい。吐き出させてください。

 

7月19日にフィギュアスケートデニス・テン選手が亡くなった。
カザフスタンの大都市で、強盗に遭遇したのが理由だ。

21日には彼の地元アルマトイで、市によって葬儀が執り行われた。
日本でもカザフスタン大使館で献花と記帳を受け付けていた。

最初にあの知らせを見てからもう4日も経った。

時間が経てば落ち着いて、気持ちが静まるのかと思ったけど、時が経つに連れてこれが事実だって事をだんだん実感してくる。
ただ呆然としていた最初の頃よりも、日常の中のふとした拍子で、どうしようもない現実を思い出して感情が暴れ出しそうになる。

こんな事があってたまるか。
理不尽な世界へのやり場のない怒りとどうしようもない無力感と。
時間が経てば経つ程悔しい。おさめられない。

なんで時間は巻き戻せないのか。
なんでこんな事を。

なんで!!!!!!!

自分が何に怒ってるのかさえ分からない。
自分に怒っているのかも知れない。
何も出来ていないちっぽけな自分。

何でも出来ていろんな事をしていて、
でもそこに至るまでにとてつもない努力をして来たテン君。
人のために尽くしていたテン君。

彼がこの世にいる事がどんなに沢山の人のためになるか。
どんなに世界を潤してくれるか。

それを
こんな。
こんな事


それでも日々は過ぎる。
自分は彼の家族でも、近しい友人でもない。
一方的にメディアを通して知っているだけの遠い国のあかの他人だ。
生活は変わらない。

でも世界は変わってしまった。

 

生きているってすごい奇跡でとんでもない事なのかも知れない。
自分が生きている事。大事な人がいて大好きな人達がいる事。

自分の生活を大事にして。
そう言っていたテン君。

毎日をもっと大事にしなきゃ。
今ある大事なものを大切にしなきゃ。

災害もある。人災もある。
テロも。事故も。犯罪も。病気も。
命はどれもみんな儚い。
だからこそ。

 

テン君。

でも嫌だ。
こんなの嫌だ。

違う世界線があるんじゃないか。
こっちの世界線はイヤだ。
何とかできないのか。
そんな莫迦みたいな事を考えては現実に打ちのめされる。


世界には大切なものが沢山ある。
目の前にある生活を大事にしなきゃ。
テン君の言葉を思い出して必死に唱えてる。

大好きな人がいる。
彼らが頑張っている。
自分とは比較にもならないもっとずっと辛い気持ちの中で、日々懸命に頑張っている。

もっともっと辛い人達が頑張ってる。

前を向かないと。

自分にできることを。

 

テン君。
ずっと尊敬しています。

毎日を大事にする。
大切な人達を大切にする。
大好きな人を全力で応援する。

テン君の生き方を見習って、自分に出来る事はそれしかないと思うから、それだけ頑張る。

頑張らないと。

 

でも悲しい。

悲しい。