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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

村元哉中/高橋大輔 NHK杯FD!とRD

かなだいデビュー戦の2020年NHK杯
構えなく撃ち抜かれて瀕死になった(私が)エキシビションの感想から先に書いたけど、競技プログラムにもぞっこんです!(古いか)特にフリー!!!

村元哉中/高橋大輔 フリーダンス
バレエ「La Bayadere」より

振付はマリーナ・ズエワ、マッシモ・スカリ。

まず衣装が好き!
とんでもなく好き!(ジュバン含まず)

自分はどうゆう訳でか、高橋くんの衣装が好きだとプログラムもほぼ間違いなく惚れこむレベルで好き!になるんですが、今回もそのパターン来ました!

高橋くんは、ワインレッドにゴールドの装飾+黒いパンツ。暗めの濃い色で引き締まった印象なのに華やかな色合いと金の豪華な縁取り。哉中ちゃんのベビーピンク衣装は柔らかさと優しさ満載で、そこに煌めく高橋くん衣装と同じワインレッドとゴールドが宝石みたいに散らばってる。ティアラ✨がまた素晴らしく似合う✨
二人して完!璧!

そして、始まりのポーズがパーフェクション!
動く前の二人の位置、身体のすべて(すべて!)の角度、目線、睫毛、顔。

美!

なんとゆう造形美!ルネッサンス
これがそのまま古き欧州の教会に厳かに飾られてたって私は違和感を感じません!ええ!

そこからの、動き出しの哉中ちゃんのふわっと感。
ほぅぁって声出た。軽い!体重ない!バレエ全然詳しくないけど、バレエだ!ってなる。

あの女神な哉中ちゃんが美の極みなポーズで、空中でフワッと止まるような、あ、止まらないけど、時間がふっとスローになるような、ふわっ・トンっ・ふわっ・トンって美がコマ送りになる感じの。
その瞬間は、究極美姿勢哉中ちゃんに視線が固定されてウットリなんだけど、あれよく考えたら高橋くんがしっかり持ち上げて支えてるんですね。スゴイや。だからあの、時間の流れを操って遅らせるような不思議な感覚が出るのか。

これは確かに二人の息が合ってこその演出。
哉中ちゃんが柔らかい綿毛のような軽さで、その綿毛でこっちの心をふわっと撫でられた気がした。で、ほぅぁってなる。
完落ち。参りました。このプログラム、一目惚れです。はぁ〜〜〜〜〜素敵。

バレエ「ラ・バヤデール」のストーリーを自分は全く知らないんですが、そうゆう人間から見て、かなだいのこのプロはとにかく現実離れした夢のようだった。夢みたいに美しくてその優美さに浸る。のに、なんか儚くてぎゅぅぅっとなる。切ない。
ひょっとして単にプログラムが終わるのが私が惜しくて切ないのか?とも思ったけど、それもあるかもだけど、やっぱりあの幻っぽい儚い空気にヤラレるんだと思う。

ズエワコーチが言っていたという二人のスケートの「軽やかさ」。それがあの、なんかウッカリすると消えてしまいそうな儚さを際立たせるんだろうか。美しければ美しい程にギュッと切ない!!!ジレンマなのかダブルパンチなのか、とにかくめちゃくちゃ好きです
(実況情報では、実際に劇中男性(高橋くん)の夢の中の場面らしい)

今回はミスがあった事で途中現実に引き戻されたりもしたけど(笑)、今後滑り込んでくれたらどんなにか…!!!
技術がどうとか点数の部分は全然自分に分からないし今は考えないけど、見て好きか、楽しいか、もっと見たいか、その視点だけで見て、かなだいのバヤデール、もうずっとずっと見たい。もっと見たい。この世界、今後どんな至福の世界が待ってるかって、想像だけでウットリ&ワクワクしてくる。素っ晴らしい振付の素っ晴らしいプログラムですマリーナ・ズエワ先生!(コーチ兼振付師)

高橋くん及び哉中ちゃん的には、フリーのこっちの方がだいぶ悔しかったそうですが、私の中ではこのフリー、断然勝ちだ。こんなに強くもっと見たいって思うから。今後への期待が止まらないから。ツイヅルの躓きから持ち直してのアップテンポな演技もウキウキした。サイコーです!!

でも、悔しいって二人が何度も言ってるのがめっちゃ嬉しい、いえ、これからが楽しみ!メラメラ燃えて全日本に向けてアゲてくるよね、やったね!!!

それにつけても村元哉中選手の肝っ玉っぷりときたら。
二年ぶりの復帰試合で、新しいパートナーで、そのパートナーはレジェンドで新人で(笑)、色んな緊張要素があったと思うのに不安を全然見せない。感じさせない。更には初めて尽くしで緊張してるパートナーを労わる余裕がある。強いったらない!カッコイイ!
お互いがお互いに敬意を持ち合ってるのが、何気ないやり取りからも見えてきて、すごく良い雰囲気のカップルだ。

そして高橋くん。もう間違いなくレジェンドなスケーターなのに、スケートにすごく一生懸命なのが眩しい。スケート愛が溢れてますよね。
あんなに輝かしい才能と実力を持った人だけど、かなり歳下の哉中ちゃんからも、素直に真摯に何でも教わろうって姿勢が真っ直ぐ見えてくる。
高橋くんが驕りがない人なのは知ってるけど、ここまで清々しく自分を初心者に出来るのって、何度見ても驚く。しかもその姿勢がものすごく自然で、そのあまりの自然さに唖然とする。
思えばLOTF(フロアダンスの挑戦)の時も氷艶(演劇型アイスショー・台詞と歌付き)の時もそうだったんだ。「あの高橋大輔」として多大な期待も注目も一身に集めながら、出来ない自分を臆せずさらけ出して、必死にスタートする姿を他人にも見せられる。自分をゼロ地点に置いて、素直にどんどん吸収できる。
「割とオープンなんで」ってご本人も自身について仰ってましたが(11/29のS-PARK)、もうオープンってレベルじゃない気がするなあ(笑)。改めてとんでもない資質だと思います。

高橋くんにとって「生きる」=「情熱を燃やす」なんだろうな。その為にどう動くか、常にそこを第一にして行動してる感じ。

恰好悪いとこは本当は見せたくないと思う。でも情熱のために邪魔になるプライドなら、綺麗さっぱり捨てられる。その意味ではものすごく誇り高い人なんだろうな。って自分の勝手な想像で勝手に語ってますが、だって行動の全てがそう見えるんですよー。

リズムダンス(RD)
映画「The Mask」より

振付はマリーナ・ズエワイリヤ・トカチェンコ、マキシム・コゼフニコフ。

このプログラムも仕上がったらめっちゃ楽しそう!終始ハイテンションな楽しいダンス。こうゆう曲で踊る二人も見たかったから嬉しい。

今回は二人の貴重な貴重なデビュー第一歩。それが見守れたとは感無量です(TV前で)。初年のLOTF(フロアダンスの挑戦)を思い出したりした。それぞれでのパートナー、シェリル・バークさんと哉中ちゃんがちょっと重なったりもして。

ところでこのプログラム、作ってからまだ2ヶ月だそうで、そりゃ大変だったろうな。
リズムダンス(RD)はコロナ禍の影響で、元々予定されてたワルツ(確か)から前シーズンと引き続き同じ課題へと後から変更されたから、そのせいもあったのかな。
他のカップル達は同じ課題を2年目の中、スタートからハンデのあった高橋くんと哉中ちゃんの新カップル。
でも素敵なプログラムだし、今後滑り込んで振付が体に染み付いたら、きっとすごく楽しい事になる!全日本ではあの爽やかイエローパンツがもっとイキイキしてくるんじゃないか。あ〜楽しみ。

エキシビション(EX)も含め、初年からこんなに好きになるプログラムばっかり揃えてくれて、嬉しいったらないです。
RDのThe Maskはもうここまで出来るんだという驚き+安堵+今後への期待が高まり、FDのラ・バヤデールはプログラム一目惚れで夢心地になり、EXでは二人の凄まじいウットリ成分に吹き飛ばされて気を失うという、たった一試合での見事な三段落ち
2020年11月NHK杯で、二人のスケートのファンになりました!
これからどんどん熱視線で追ってしまうけど、二人の方でも情熱でメラメラ燃えてるのが分かるから、自分の凝視ビームごときで焦げる恐れもないだろうし、安心して全力で暑苦しく待ってます!(あ、暴走には気をつける。日常で突如踊り出したりとかはしないよう)


NHK杯のシングルスはまだこれからゆっくり録画を見るけど、ちょっと見ただけでも楽しかったです。心が浮き上がった。ありがとうフィギュアスケート。選手の皆さん達。と、その周りの方々。🙏🙏🙏