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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

村元哉中/高橋大輔 デニステンメモリアルチャレンジ2022

前回のスケートアメリカ(スケアメ)の感想は主にフリーのオペラ座の怪人でしたが、今回のデニステンメモリアルはまずリズムダンスについて!

村元哉中/高橋大輔 22-23RD
Conga is Gonna Get You, Ahora, Move

初戦スケアメでも大興奮だったリズムダンス(RD)が、更に磨きをかけて洗練されてる!トメの速さと抜け感が育ちまくり。そう言えば、かなだいは三日会わなきゃ刮目して見よって昔の偉い人も言ってたっけ?
ハイ刮目!

↓公式アーカイブ1日目かなだい頭出し(8:08:26)

Denis Ten Memorial Challenge Almaty day 1 - 27.10.2022 - YouTube

カッコイイーー!!!
好きなトコだらけだけど目立って好きなとこをつらつらと。

まず最初の、バンっと振り返って煽るようなポーズからダンダンダンっと高速で次々決める動き。なかでも今回、哉中ちゃんが天に指を突き刺すように出すキレ、続いて高橋くんがシュッと腕を下げるキレが最高で、グッと掴まれた。

掛け声をかけるような振付が楽しいツイズルは、二人して高速で駆け抜けるのが気持ちいい!スケアメから更にスピードアップのギュルンギュルンでアガル!(この辺から私も踊ってた)

コンガ最後の方のジャッジ前で大ちゃんバッ、ですぐ哉中ちゃんバッ、と順にノリノリで出てくるトコもいつも好き。
それぞれに、どうよっ!どうよっ!て感じで(笑)それが遊んでる感じの楽しさで、あ、クールさもある、とにかく大好き❤️(今回は高橋くん出てくるパートでカメラの切り替えが入っちゃったけど)

あと毎回楽しみなのが、ルンバAhoraの、哉中ちゃんの腰を後ろから抱えての高橋くんの足グインって一瞬前に出すの、あれなんて技かな、ちょっと悪い顔して足ひっかけ…ないよー☆みたいな(笑)、遊び心満載で本当に楽しいプログラム。

それと、ルンバからサンバ切り替えでの哉中ちゃんが大ちゃんから飛び降りた後の、足の跳ね上げ方が、なんかオシャレだった!ラテン!抜群のセンス!

そしてサンバーーーー!!!

打楽器の音に乗って、ストレートラインならぬミッドラインステップのちょうど真ん中らへんまで来たとこ、二人でちょっとホップ+同時に両手挙げてガオーってとこがすごい好き!
力の加減が絶妙で、抜け過ぎても入り過ぎてもない。しなやかで、ネコが獲物見つけた時とかにヒュッと動くような感じ。指先まで神経が行き渡ってるけど腕の力は抜けてるみたいな?衣装裾のひらみと共に完璧な瞬間。

そのあとのタン・タン・タン!で両腕を靡かせるように動かすあの高橋くんの動きも、これやっ!これぞタカハシやっ!て狂喜した。彼の動きでまわりの空気の質感とか軽さとか変わるんですよ!まるで変わる!
多分動かしてるのは腕とか肩とかで、でも指先のひらひら加減が印象的に目に残る。余韻がたまらなくイイ。
シングルと違って、アイスダンスは腕が相手と組んでる時間が多い分、この高橋くんの腕や指の動きから来る特殊能力はある程度封印されるかもと思ってたけど、そんなことなかったーーーやったーーーーーーーーー!!!
これは、組んで踊ることにも余裕が出てきたからこその本領発揮ってことなのか。

スケアメでも思ったけど、今回まさに、これやーーっ!て思った。
いや、初戦のスケアメでも思ったんです。舞い上がって喜んだ。でも更にガンッと上げてきたように感じた。哉中ちゃんも高橋くんも、全体的に伸びやかで動きに余裕があるように見える。すごいスピード感。
これはもう先々が楽しみでしょうがないーーーーー!

FD オペラ座の怪人

フリーのオペラ座の怪人も、スケートアメリカでの問題点をきっちり修正してきたのが素人目にも分かる。ツイズルしっかり揃えて、スピンは慎重にきっちり回ってた。最後のステップも。ディダクション(減点)取られたとこも振付微変更。
演技の流れとしてはスケアメの演技が私は好きだけど、こっちのが技術として点数が取れるんですよね。蓄積された疲労もMAXだったろうに、そこでしっかり技術点の押さえ所を決めてくるとは、さすが!
ここに勢いを両立してきたら………っ!やっぱり先が楽しみです。

実はライブで観てた時は、自分は酸欠で倒れそうだった(息するの多分忘れてた)。終わった瞬間に息ふはああああああってなって心臓バクバク。しばらくしてそのバクバクがやっとおさまったかと思いきや、次はレビューが長くて点数がなかなか出ないという。新たにまた違う動悸が始まって今度は吐くかと思ったよ。皆さんは大丈夫でしたか?


あれ何だったんだろ?レビューが長引いただけじゃなく、もしかして点数表示機能が働かなかったのかな?結局総合点を読み上げた音声のみの結果だったもんで、優勝?え?優勝?でいいんだよね???って必死でツイッター見て確かめましたw(他力本願)

というわけで、かなだいチーム、ISU公認国際大会での初優勝!おめでとうございます!!!
高橋くんの復帰を2015年で既に予言した(笑)テンくんの会場で、高橋くん競技復帰後初の国際大会優勝、かなだいとして初優勝!(追記11.3 優勝だけなら2021年秋のレイバーデイインビテーショナルがあった。今回はISU公認大会として初の優勝)…なんか、どうしても勝手に感傷的になってしまう。とにかく大きな出来事でした。
そうそう、日本アイスダンス界としても初の記録らしい!
↓公式動画2日目かなだい頭出し(8:52:51)

Denis Ten Memorial Challenge Almaty day 2 - 28.10.2022 - YouTube

エキシビションなど

で、フリー終わってすぐ表彰式やって、割とすぐにエキシビション

アイスダンス陣は試合後あまりにも間もないから大丈夫か?って心配になったけど、かなだいのLove Goes、素敵でした。じわわわーんと心を鎮められる。
ハンガリーの組(総合3位の)のFDも妖精みたいだったけど、それとはまた違う感じでやっぱり二人が妖精みたいに見える。とりあえず人間じゃない。優しくて繊細な何か。うーんコレじわじわ沁みてきますー。

↓公式動画かなだいEX "Love Goes"頭出し(1:27:59) 

Denis Ten Memorial Challenge Almaty Gala - 28.10.2022 - YouTube

でもさすがにお疲れだよね。怪我でテーピングをしながらの連戦ってゆうか1週間試合しっぱなし状態。しかも時差のきつい長距離移動付き。ズエワ先生も哉中ちゃんも大輔さんも、心身しっかり休めて下さい本当に。

移動してすぐに郊外の記念碑やお墓参りもしてたようだし、一体いつ時差ボケ調整したんだ。もしかするとしてないのか。わかんないけど。それでよくあんなキレキレRDを…。フリーも最後まで踏ん張って魅せてくれたし。泣

二人とも、心も体も怒涛の一週間だったと思うけど、その濃密な時間の中で得た収穫もめちゃめちゃデカイものなんだろうと、二人の笑顔を見て思う。
でも初戦の前にハリケーン被害もあって、きっと一週間どころかもうずっと気持ちも張り詰めてたよね。本当に本当にお疲れ様でした。
フロリダのお家にはもう着いたかな。どうかな。フライトだけでも1日以上かかるよね。ぐっすり寝て早く疲れが取れますように。

って思ってたら!なんか二人ともめっちゃインスタ更新してくれてるんですけどっ!まだ移動中なの?寝てないの?元気なの???(笑)(※日本時間10月30日18時くらいだと、フロリダは朝の5時くらい?)

こっちはなんの移動もなく自宅パソコン前で見てただけでクタクタなのに(それはなまり過ぎ)、ホントすごい人達だ。

デニス・テン メモリアル チャレンジ

そしてテンくん。
テンくんが素敵な会場と機会を作ってくれたお陰で、素敵なものを見せてもらえました。ありがとうございます。

でもやっぱり…会いたかったよね。。

デニステンメモリアルとあるように、この大会はテンくんの遺志を継いで、テンくんを思う人達によってつくられた大会だ。
彼がいないと頭では分かっていてもまだ受け入れ難い。高橋くんも試合後のインタビューで、I feel he's still here(まだ彼がここにいるような気がする)と話してましたね…

本当にあらためて、高橋くんや哉中ちゃんがこうして挑戦を続けて、私達にも新しい世界を見せてくれてる有り難みを、しみじみ噛み締める。同時に、現実の辛さや悲しさも思わずにはいられない。
自分が今、国際試合のライストに齧り付いて一喜一憂できるのは、奇跡みたいな幸運なんだ。奇跡なんだな。

かなだいチームはもちろん、この大会を成立させ、素敵な時間を提供してくれたすべての人に、心から感謝です。
ありがとうございました。