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好きなプログラムを好きなだけ語る場所

2010年バンクーバー五輪と世界フィギュアから 

このブログは、自分が高橋大輔さんのスケートにハマった経緯をプログラム毎に延々と書き連ねている場所ですが、その一環で現在バンクーバー五輪辺りを振返り中。

その中から当時の自分が印象的に覚えていて、今見返してもやっぱり好き❤️と思ったプログラムを二つ。

2010年バンクーバーオリンピック 

ステファン・ランビエール ショートプログラムウィリアム・テル序曲」

見返してみて改めて思った。
自分ランビさんめっちゃ好きだなって。

この人のスケートを見て真っ先に思うのは、気品。
本当に品があるなあって。
美しく身体を動かすだけで観客を魅了できる人。

腕を投げ出す仕草だけで見とれるし、周りに纏う空気がとても柔らかく感じる。
振付ももちろん良いんだろうけど、それより前にもう身のこなしの全てが美しい

後半のストレートラインステップは、その前半の柔らかさから一転して、力強さと鋭さに変わっていくのがワクワクする。
運動会なんかでもよく使われるウィリアム・テルのあの有名なメロディ部分。

速いリズムに乗ってクルクルと回るツイズル。顔を残してピタッピタッと回るから、回転にもリズムがついてあの軽快なメロディの雰囲気にぴったり嵌る!イキイキしてる!

ランビエールも首を使える人で、そのアクセントががあってまたカッコイイ!
曲の盛り上りそのままに気持ちがどんどん高揚する。

クラシカルな品格と何より情熱があって、フィギュアスケートの王道の良さが詰まったようなプログラムだった。

何と言っても、高速のスピンで気持ちが最高潮になった所で終わるのって、めちゃめちゃ気持ち良いですね!超絶スピン技巧を持つランビエールならではの盛り上がり!

中世のカッチリしたイメージの衣装がまた似合っていて、何から何まで眼福のプログラムでした。

 

点数だけを見れば、4回転ジャンプでの減点やアクセルジャンプが2回転だった事もあってか技術点は伸びなかった。
左足の故障で一度引退を表明し、そこから復帰しての五輪と4回転の挑戦。採点システム上、4回転に挑む事へのリスクも承知しておきながら、高橋選手と同じくランビエールもまた挑戦を止めなかった選手の一人ですよね。

フリー(椿姫)は4回転を2回跳んで来た。

その時のルール上リスクの高い挑戦、それでも跳んで来る姿に元世界チャンピオンの意地を感じて、何か胸が熱くなる。表現者として語られる事が多い人だと思うけど、アスリートの気質もすごく強いんだろうな。

フリーはナイスファイト!って言いたくなる演技だった。優雅に見えてこうゆう気持ちの熱さも魅力です。

バンクーバー五輪SP

Vancouver 2010 Winter Olympics - YouTube

 

世界フィギュアスケート選手権2010

ブライアン・ジュベール ショートプログラム「Rise」

大盛り上りのジュベールのRise(ライズ)。これはもう盛り上がるしかない!

かつては4回転ジャンプの代名詞のように言われた元世界王者。オリンピックでは怪我の影響もあってその4回転に苦しめられた。

男らしい力強い動きが魅力の選手だけど、この時の絶対にジャンプを決めてやるという集中力と気迫が、演技を更に力強く見せていたのかすごく格好良かった!

4回転3回転のコンビネーションを含む全部のジャンプを決めて、最後のジャンプには演技中ガッツポース!これまでの彼の苦しみを知っている(多分)トリノの会場の観客も大喜び!本当によく戻って来てくれました!

でも自分が何より楽しかったのはここから!
ジャンプを決めた勢いのまま突入した後半のステップが、とにかく楽しかった。オリンピックの時もこのパートは好きだったんだけど、この世界フィギュアの時は、ジャンプの成功でジュベールの気持ちがノってるからか生気が違う。

パーカッションの速いリズムに合わせて、シャカシャカと動く細かい動きがイチイチ格好良くて、どんどん気持ちが上がる!
カッコイイと言うか、なんか指差しとか多くて面白い動きも入ってるんだけどそれも含めて楽しい!観客の喜ばせ方をよく知っているエンターテイナーの動きだと思う。

サーキュラーステップからストレートラインステップに移る間にスピンが入って、それをコーチがジーッと真剣に観ているのがジュベール選手越しにTVにも映る。そこからストレートラインステップに入る前、ジュベさんとコーチの目がしっかり合ってお互いに「YEAH!」とか「GO!」みたいな合図。とにかく嬉しそう!
いいもの見たなーってこっちまで幸せな気持ちになった。

現行の採点では残念ながら、レベルを取る為の必要な要素に足りないとされるステップだったそうですが、そんな事は知ったこっちゃないのだ。
とにかく会場を巻き込む楽しいステップで、無骨なくらいの男らしさがとても魅力的に引き出されてた。

失意のオリンピックから1ヶ月で大復活の表彰台でした。
本当によかったなあ。

[HD] 2010 World Chmpionships - Brian Joubert SP - YouTube

 

次は〜高橋大輔選手のプログラム「道」について!