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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

Happy Birthday! 高橋大輔さん

今年も3月16日、高橋大輔さんの誕生日がやってきた🙌

35歳。シングルスケーター。アイスダンサー。
五輪を目指し、生涯現役パフォーマーを目指す男!

こうして文字で書いてみたら、なんか凄過ぎて笑えてきましたぞー。何かと新しい人だなあ高橋くん(笑)。
ありがとうございます!!!

身体的なパフォーマンスについては「気持ちだけなら一生現役(笑)」って高橋くんは仰ってましたが、表現者としてなら、きっと本当に生涯現役で行ってくれるんじゃないかな。
スポーツ、エンタメ、アート、建築、どんどん広がってく高橋くんの表現の世界。見せて貰えるこっちもこの先の楽しみがたくさんあって幸せだ。

自分がこんなにも一人のスケーターに釘付けになるとは…、画面の向こうにいるはずの一人の懸命に生きる人から、こんなに人生について沢山の事を学ぶとは…、初めて高橋大輔って人のスケートを知った時には、まだ全然思ってもみなかった。

ずっと挑戦をやめず、いつも新鮮な風の中にいる人だから、高橋くんを見てるだけで色んな世界が見られるのも楽しい。
初めは、スケート表現ってこんなのもあるのか、あんなのもあるのかって驚くところから始まって、それが今やスケートだけにとどまらず、高橋くんが広げてくれる新しい世界の多彩さは、もうホント途方もないです。

フィギュアスケートには元々色んな要素があって可能性がデッカイ。
その上、高橋くんって人はとてもオープンで、新しいことにどんどん向かっていく。なので、高橋くんを見てるだけで、一緒に色んな新しいものが巻き込まれて見えてくる。

まさかフィギュアスケーター追ってたら、アメリカのダンスの世界や、歌舞伎の魅力や、ミュージカルまで見られるとは!10年、いや5年前には思わなかったですよ!もちろん周りの人達のお陰でもあるけど、高橋くん自身がいつも新しい挑戦を選ぶ人だから、でもある。
今度の5月のアイスショーLUXEでは、ついに宝塚の演出まで見られるのか?楽しみです!
そうそう、キャスター時代のNews Zeroでのエンタメ取材もいつも楽しかったです。視野が広がった。

いま高橋くんが情熱を注ぐ、スポーツ、エンタメ。その分野もこの一年の世界的な新型感染症流行の中、ずいぶん苦しい状況にある。

そんな中、昨年夏に読んだ高橋くんの、スポーツやエンターテインメントというものは何があってもなくならないと僕は思いますって言葉は、ものすごく力強くて、頼もしくて、読んだ瞬間、ちょっと本気で泣きそうになりました。

高橋くんは、
一度でも素晴らしいものを見て感動したという経験があると、二度、三度と経験したくなると思う」 「見る方も、する方も、貪欲にそれを求めていく。そして、そこからまた素晴らしい作品が生まれてくる。
など、他にも色々具体的に明快に、彼自身の実感として語ってくれた。
それを読んで、なんか突然自分も安心したんだな。

私も、まさかエンタメやスポーツがなくなるなんて思ってた訳じゃない。けど、長い自粛生活の中でいつの間にか弱気になってたのかって、高橋くんの言葉に励まされて気がついた。勝手に高橋くんを心配してるつもりが、結局こっちが励まされてるってこのパターン一体何度目でしょうか。なんかもうホントこの人カッコイイなあ。

(上記取材の記事↓)

 

私にとって、高橋大輔って人は、彼自身と周りの沢山の人達と一緒に、色んなものを見せてくれる、色んな文化や色んな景色を見せてくれる、本当に本当にありがたい存在です。
これからもどんなものが見られるのか、次のアイスショーLUXEも、アイスダンサーとしての挑戦も、その先も、楽しみだ。

ところでそのLUXEのHP、出演者のビジュアルがアップされてきてますが、めっちゃファンタジーっぽい?ですかね?みんな綺麗!キラキラしてる!ワクワク☺️ 
高橋くんへのお誕生日おめでとうメッセージと共に出演者ビジュアル公開とは、LUXEさん(さん?)素敵だ♪

luxe.hyoen.jp

 

高橋くんの誕生日を祝いたくて書き始めたのに、結局ただただ高橋くんのありがたさと、自分の楽しみについての羅列になってしまった。
でもこれは、私が遠くから勝手に拝んで勝手に楽しんでるだけなので、高橋くん自身は、自分の道を思うように好きなように、進んだり止まったり戻ったり跳ねたり飛んだり、ずっと自由でいてくれますように。

いつも新しくあろうと(してるかどうかはわかんないけど結果的に)してるから、私はいつでも即ついていける訳でもないかも知れない。 髪型一つとっても、私の脳みそだと「あの…それは…?」ってなる事がたまにあるし(笑)、ヒゲとかしょっちゅう「あの…それは…???」ってなるけど(笑)

とにかく

高橋くんの35歳が、
素晴らしい1年になりますように🙏

35歳の高橋くんも楽しみだ!

小塚崇彦 全日本2014 イオ・チ・サロ

実は以前にも書きたいと思って書きそびれてた小塚崇彦さんのプログラムの感想。
と言うのも、自分の好きな過去プロ感想を順に書いてる時、自分が感動したイオチサロはてっきり2015年だと思い込んでて、確認で動画を見たら2014年だ!と気づいたから。その時は既に2015まで進んじゃってたので、時系列おかしくなるやんって思って。そして迷ってそのままになってた。

でも、もうとっくの昔に時系列完全無視なブログになってるし、多分誰も気にしないだろうし、自分も全然気にならない。
しかも今日は小塚崇彦さん誕生日と言うめでたい日!おめでとうございます!と言う訳で、小塚くんのスケートと名プログラム「イオ・チ・サロ」の感想をアップします。

小塚崇彦のスケート

自分にとって”小塚崇彦”と言えば、まさにスケートの素晴らしさを体現するスケートの伝道師!
殊「滑る」技術に関しては一つの最高峰だと思う。

あのスーーーーーーーーーーーーって進むスケートの気持ち良さと来たら。

なんか、今すぐスケート場へ行こう!すぐ行ってすぐスケート靴履いてリンクに乗って滑りたい!あのイーグルを!あのイーグルをやりたいんだーーーーー!!!!って気分になりませんか?私はめちゃめちゃなります。一時的に。

ジャンプとかステップだと、自分にとっては非現実的過ぎて、最早ファンタジーの域なので、真似したいって気はさらさら起きない。でも、スーーーって滑っていくあのスケーティングの様子は、思わず自分もやりたいって気持ちになる。出来ないけど。本当はとんでもない量の練習に裏打ちされた熟練の技と身体的センスが必要で、素人に出来る訳ないんだけど。

身体の力を抜いて、スケートの刃と氷の摩擦に任せてスピードに乗って、頬に風を受ける…。ああ気持ち良さそう…って、簡単に妄想の世界に連れて行かれて、根拠なく自分も出来そうな(気がしてくるけどもちろん完全な錯覚)。

すごく上手い人の技って、超絶技巧がいとも易しそうに見える摩訶不思議な現象がある。そして小塚君の上手さは、自分もやりたい!って気持ちにさせる。不思議だな。

プログラムの選曲に関しては、初のオリンピックでSPジミヘン+FS布袋さんのギターコンチェルトだったり、まさかの超変則8分の7拍子アンスクエア・ダンスだったり、相当チャレンジャーというか変化球な人だったと自分は思うんだけど、それもこれも彼の王道ど真ん中なスケート技術があるからこそだと思う。
優れた運動神経の上に、磨き込まれたスケート技術。

そして自分にとって小塚崇彦と言えば何と言ってもこのプログラム。

2014年全日本選手権 フリー
Io Ci Saro (イオ・チ・サロ)

イタリアのテノール歌手、アンドレア・ボチェッリの歌で、振付はローリー・ニコル

ビックリしたのは、滴り落ちそうなくらいの深みのある艶

それまで自分にとって小塚くんは、爽やかで澄み切った軽やかなイメージだった。
それがどうして急に、こんなツヤッツヤのツヤ???
前からそうだったのに自分が気づかなかっただけなのか、その辺はよく分からないけど、とにかくこの変化にまず驚いて、でもこれがすっごく素敵で心を掴まれた。
端正で気持ちの良いスケートの上に加わった、熟成の深い色艶。

ボチェッリ氏の厚みのある響く歌声と、小塚くんの所作から溢れ出るがピッタリ重なり合って、めちゃめちゃ奥行きのある味わい深さになってた。

もともと彼が持っている湖面みたいな静かさから、熱い情熱が表に出て来て、あの滑らかなスケーティングがそのひたむきな熱さを美しく彩って見せる感じ。

勝手な感想だけど、すごく彼の内面を感じる演技だった。
これまでスケートをする中で多分たくさんあっただろう辛い事や苦しい事も、しっかり向き合って自分の糧にした、小塚君の生き方まで感じるような演技だった。

色気って人生の深さなのかな。

自分が勝手に感じた彼自身の内面の深さと、彼の高難度スケート技術の結晶が、鮮やかに迫って来る感じで、これが小塚崇彦だ!ってめちゃめちゃ感動しました。
小塚選手のスケートへのプライドを感じる、気迫の演技だって思った。

重力を感じない滑らかで軽いスケートに、彼の人生の厚みが加わってるような、そんな感じ。すごくよかったなあ。

小塚崇彦 Takahiko Kozuka 全日本選手権2014 FS

引退後の貢献

競技から引退した今は、選手達の為のスケート靴のブレード開発や、一般の人へのスケート教室など、フィギュアスケートの為に新しい試みを続けてるんですよね。

選手のための小塚ブレード(スケート靴につけるブレード)も、スケートの裾野を広げる為の小塚アカデミー(スケート教室)も、前例のない新しい事なので苦労も多いと思うけど、是非頑張ってほしいし、心から応援したい。

昨年2月ごろまでは、文字通り奔走してるように見えた小塚くん。今はCOVID-19の影響で色々難しい部分もあると思うけど、オンラインレッスンとか新しい形も模索したり、今も「引き続きスケート楽しみましょう」と、前向きでいてくれてるのが心強い。

今後フィギュアスケートだけでなく色々見通せない事も多いけど、こんな時だからこそ、面白いアイデアが生まれてくるかも知れないな。

選手時代に氷上で見せてくれたような、高いスケート技術と知識と職人気質なこだわりで、これからもフィギュアスケートの世界を拡げていってくれると思う。
きっと小塚くんにしか出来ないやり方で、彼のスケートへの情熱を更新し続けていくんだろうな。

小塚くんが拓く、新しい道。
これからも、益々の活躍を祈ってます。

あ、あと願わくばショーにも…。
アイスショーには、もう出ないのかな…?