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「高橋大輔」を好きなだけ語るブログ

どんな道でも 高橋大輔の道だから!

先週末、高橋大輔選手の新プログラムが広島でのアイスショーでお披露目される予定でした。が、直前の練習で足を痛めたという事で、大事をとって演技は取りやめに。

幸い怪我は深刻なものではなく軽度の肉離れと発表されてホッとしました。
試合のために、今、完治させる。当然の選択なんだけどその決断が嬉しい!

それでも、お詫びの気持ちを伝えたいと挨拶の為だけにショーの会場に来た高橋くん、その彼に声援を届けようと会場に向かったファンの方達、温かい気持ちにあふれたその場の様子をSNSでレポートして下さった皆様、お陰で自分もそのあったかい雰囲気のお裾分けと安心を頂きました。ありがたいー!

会場で初めて情報を知ってガッカリした人も大勢いたろうし、ご本人こそ一番辛いだろうに落胆したお客さんに申し訳ありませんって頭を下げに、広島まで4公演全部に来ていた高橋選手の気持ち。それに応えるようにあったかい声援がたくさん飛んでたって聞いてじーんとする。

高橋くんもお客さんもめちゃめちゃ残念だったろうに、お互いを思って励まして励まされて…そんな気持ちがその空間にきっと沢山あったんですね。うぅぅ。

5シーズンぶり、32歳での競技者生活。簡単な道じゃない。
大変だと思うってご本人も復帰会見で言ってたし、うまく行く事も行かない事も全部ひっくるめて選んだ道。

会見の時に言ってた「何かを失ったとしても得るものは必ずあると思う」って言葉がとても胸に響いた。険しい道と分かっていてもやりたいと思ったら行かずにはいられないんだろうな。その行動力に感動するし改めて尊敬する。
高橋選手の挑戦そのものが、見ているだけの自分にも本当に夢のような宝物です。どんな道かは分からなくても、ただ勝手に元気づけられて喜んで勝手にわーわー応援してます!

Come what may.

以前好きな英語のフレーズを聞かれて、高橋くんこの言葉を言ってた。

何があっても。

あらためていい言葉だなあ。

応援できる事がすごく嬉しい。
新プログラム、楽しみに待ってます!

今はしっかり肉離れを治してください!


さて新プロお披露目の楽しみが先に延びた所で、引き続き、過去自分が沼へと落とされていったプログラムについて、大好きポイント羅列感想文を続けます〜。

2005年から徐々に落ちていって、ついにソチオリンピックシーズン。

ショートプログラムバイオリンのためのソナチネ」は自分が受ける印象では張りつめた弦の音が闘いのイメージ。優勝した気迫のNHK杯の演技が印象強くて余計にそう思うのかも知れない。あの時はかなりジャンプに集中していて、絶対にやり切るという強い意志を感じる演技だった。

対してフリーのビートルズメドレーは愛と感謝を伝えるプログラム。
高橋くん自身が伝えたかったという優しいメッセージ性のせいか、足の状態がどうであってもプログラムの核の部分はいつも伝わってきた。

どちらもソチオリンピックを戦った大切なプログラムだけど、大好きなそのビートルズメドレーの方についての感想。

…何だかまた前置きがやたら長くなってしまったので次のエントリーに分ける事にします。

次こそビートルズメドレー!


追記

KISS&CRY編集部さんから、なんと広島での高橋選手のご挨拶全文のレポートが来たので、アドレスを追記しておきます〜。高橋くんゴンドラ乗って登場したのはやっぱり恥ずかしかったんだなあ(笑)

※キスクラさんは2020年6月現在、2019年5月より前の記事は見られなくなってしまったので、リンクを取り下げます。

まだ語りたい!高橋大輔選手の復帰 〜メダル(成績)or演技の問い

このブログは、基本的に自分のハマったフィギュアスケートの「プログラム」(主に高橋くんの)について、好きなポイントをわーわーと書いていく姿勢でやってるのですが。高橋大輔選手復帰のニュース以来、どうしても高橋大輔選手本人について定期的に叫びたくなるのです。

という訳でお盆休みにかこつけて、既に何度も書いた事だけど、またもや高橋くんの復帰を勝手にって勝手に感想を語る回、です。

勝負としてのスポーツ

今更だけど、実は高橋選手復帰の知らせに、うちの相方の反応は微妙だったな、と思い出す。時代が変わってジャンプ技術がどんどん高難度になっている今、ここで競技に出ても勝てないんじゃ…という憂慮が先立つらしい。
そうか。競技っていうのは勝負なんだから、そんな見方もそりゃあるか。

KISS&CRYさんの会見レポート後編でも記者からちょっと似たような質問が出てた。
"全盛期の残像とのギャップ"のリスクがあると思うがどう考えてるかって。
高橋くんの答えの要約は、
「あると思うけど…考えてなかったかも(笑)」でした!この人ホント面白い(笑)。最終的には「何かを失ったとしてもその先に得るものは絶対にあると思う」ってしっかりした言葉が出てきて、わ〜かっこい〜ってなるんだけど。

元々復帰は勝つためのスタートじゃないと言ってるし、この質問への答え方も、勝ち負けからもう視点が離れて、成績ではなく演技について答えてる。戦っていけばたぶん勝ちたくなってくるし、自信がついたら思い切り食らいついていきたいとも言ってたけど、そっちはオプションな感じ。

でも日本のスポーツは割と数字の結果で考えられがちだ。高橋くんのこの考え方は、勝ち負けの結果を重視する目線で見れば理解しづらいかも。彼自身、勝てないならやるべきでないと、かつては考えてたくらいだし。

うちの相方の場合、選手の気持ちどうこうより、かつてあんなに強かった人が勝てなくなる姿を自分が見たくないという、まあ勝手だけど結構好きだからこその気持ちがあるみたい。

全日本だけ考えても今の日本男子も世界のトップが揃っている訳で、復帰会見で4回転は2回は入れないと格好つかないかな〜って笑ってたけど(とか言ってあの方、本番になったら何するか分かんないけど)、まあ実際4回転ジャンプの数で今のトップ選手達に並ぶとは私にも考えにくい。
成績だけを考えれば、気に入ってる人にはとにかく勝っていてほしいらしい相方の心配も分からなくはない。

ところで。

なんで自分にはこの手の気持ちが全然ないんだろ?
ってゆうか自分だけじゃなく、自分に見える範囲の高橋くんファンの方々が、ただもうウキウキ♪ワクワク♪してるだけ(に見える)なのはなんでだろ?笑

高橋くんが、勝負を超えてただ思いっきりスケートしたい!って気持ちなのが分かってるから?現役卒業後の先もしっかり見据えて今回の復帰を考えてるのが分かってるから?

それは高橋くんの気持ちを考えた時の安心材料ではあるんだけど。
でもそうゆう事よりも、
ただ自分が楽しみなんです!

本気の高橋大輔の競技用リンクサイズの為の新プロが!

「本当にスケートに向き合っていきたい」という本人の言葉。
あの日何度も読んだ公式HPの言葉。
その意味を時間かけて咀嚼した途端もう感動しかなかった。
本気だ!本気なんだ!
本気のスケートをやる気なんだ!

そしてあの会見です!
高橋くんの目がキラキラしてる!
最高にイキイキしてる!
あの顔見たら、ああ良かった〜〜〜としか思えない。

多分自分は、ステファン・ランビエールジェフリー・バトルがまた競技に出ると言ってくれたら、同じように狂喜乱舞するのかもと思う。だって単純に見たい。
演技はショーでも見られるけど、やっぱり彼等が今の競技の中でプログラムを作ったら、どんなものを見せてくれるんだろうって興味は抑え切れない。高橋大輔を含め、自分にとって彼等はそうゆう種類の人達なんだなあ。
しばらく試合を離れてから復帰する事がどんな事か、想像だけでもすごく難しくて大変そうだから、彼等にそれを望んだりはしないけど。

ただご本人がやるってんなら話は別です!!!
ラッキー!!!

あと多分、ソチオリンピック後の4年間をずっと見て来たから、相当驚いたけど選択の理由にはすぐ納得したのもあるかも。
いちファンの感想としては、高橋くんがスケートに対して本当に気持ちが前向きになったのはやっと去年からだと思う。
それまでは迷ったり離れたり曖昧だったり。
でもその全ての行動がスケートが大切でたまらない人なんだなって感じた。スケートに真剣だからこそ、距離を突き詰めようとしてそうなっていった感じ。に見えた。

去年の春ぐらいから、スケートへの姿勢がぐんと前向きに積極的になってるように見えて、こっちもワクワクし始めてたんだけど、パフォーマンス以外の仕事も沢山あったし、思うように練習できない焦りはあるように見えた。でも気持ちが前向きでさえあればそのうち打開策を見つけ出すだろうって能天気に安心してました。

そしたら競技への復帰だもんなあああああ。
びっくりしたなあああああああ。
なるほどすんごい打開策だなああああああ。


実は、ショーでも競技でも自分はどっちでも良いのです。本気のスケートが見られるなら。むしろ、ショーでそれを見せてもらえる環境を高橋くんが作ってくれたらいいなと期待して待ってた。
でも毎日練習漬けになって広いリンクでプログラムを滑るのは、競技者でないと今の所実現できないのかな。

高橋選手の会見の言葉を聞くと、一度練習漬けのその環境と試合の緊張感の中に自分を置いて、やり切れなかったかつての現役終盤の悔いにケリがついたら、その後は今度こそ新しいプロスケーターの環境作りに取り組んでいくつもりなのかな、その為のスタートなのかなと思うけど、まあ先の話はこの際置いといて。


右膝の古傷とか心配はやっぱりあるけど。
何よりも!高橋大輔の競技用リンクサイズのプログラムが見られる!
パフォーマンス以外の仕事にも追われてた彼が、じっくりスケートに向き合ってプログラムを作ってくれる!
そんな素敵事実に浮き足立たずにおらりょうか!!


我が相方よ。
やがて冬が来れば君もきっと分かるだろうよ。(知らんけど)
君の相方は勝負に楽観的過ぎて浮かれてる訳じゃないって事を。
ましてやハンサムなスケーターをまた見られる事だけに浮かれてる訳じゃないって事を。(それならアイスショーでも見られるのだ!)
単純に、日々スケート漬けになった高橋大輔の、フルリンクサイズのプログラムを見られる事そのものが、どれだけ楽しみにする価値があるかって事を!!!フォッフォッフォッフォ〜!

オリンピックチャンネルの記事によれば、高橋選手本人もフルリンンクサイズで滑るのを楽しみにしてるって。嬉しい嬉しい!

4年前の熊川哲也さんへの返答

2014年ソチオリンピックの前に、高橋くんとバレエダンサー熊川哲也氏の対談「未来のつくりかた〜ソチへの挑戦者たち」という番組があった。
あの時熊川さんが高橋くんに、メダル(成績)をとりたいの?良い演技がしたいの?、と問いかけた場面があって。

高橋くん即どっちもです!って答えてたけど(笑)、どっちか選べと熊川さんに再度つっこまれて…、その時は結局答えられなかった。

どちらも選びたい。でもどちらかしか選べないとなったら…。

代表に選ばれた使命感に縛られているようにも見えた彼は、成績を捨てる事は出来なかったんだと思う。熊川さんも言ってたけど彼はあのとき国旗も背負ってた。
でも成績だけにこだわる事も出来なかったんだ。自分の思い。自分を応援している人達の思い。色んなものを背負ってしまってた。迷って彷徨う視線がつらかった。

でも!
今なら答えは明白だ!

熊川さんへの四年越しの答えを引っさげて、思う存分リンクで踊るだけ!
ですよね!!!

余談

熊川さんとの対談は久々に見返してみて驚いた。高橋くん今の方が格段に若いじゃん!!!本当にギリギリの所にいたんだな…。でも良い番組でした。

熊川さん言いたい放題のようでいて、とても温かい気遣いに満ちた言葉が溢れてた。今の高橋くんならどう受け止めるのかなって興味をそそる言葉が沢山あった。

色んなものを背負い込んでいた、そうするしかなかった高橋くんを、熊川さんはどんな思いで見てたんだろう。国旗を背負うオリンピックを、勝つ事を期待されるスポーツを、どんな思いで見てたんだろう。

そもそもスポーツって何?
勝つ事が目的だったっけ?
身体を使って楽しむ事が目的じゃないの?
技を磨いてそれを追求して、見る方もそれを楽しむのがスポーツで勝ち負けはオマケの結果じゃないの?
ニュースで順位だけ聞いておースゴイとか言いたいだけなら、最早スポーツ関係なくない?
という今突然に湧き上がった疑問は、考えるとまた長くなりそうなのでここで強制終了します。

今シーズンの高橋くんを見てればきっと分かる。
あと今までの言動からして、宇野昌磨選手も彼自身の答えを持ってるような気がする。あの方、ホントに弱冠二十歳なの?って思う時があるなあ(笑)。しっかりしてる!

全日本、同じ最終グループで見られたら嬉しいな。